なんだかんだ「燃費No.1」が強し!? 激動の2020年登録車ナンバーワンはどのモデル?
日本自動車販売協会連合会は、2020年の登録車販売台数ランキングを2021年1月8日に発表し、販売台数15万1766台のトヨタ「ヤリス」が首位を獲得したと明らかにしました。2020年の売れ筋モデルとなったヤリスは、どんな特徴があるクルマなのでしょうか。
2021年も、新車選びで燃費性能は重要な指標となる?
日本自動車販売協会連合会は、2020年の登録車販売台数ランキングを2021年1月8日に発表しました。首位を獲得したのはトヨタ「ヤリス」で、年間販売台数は15万1766台を記録しています。
日本自動車販売協会連合会のランキングでは、コンパクトカーの「ヤリス」と、コンパクトSUVの「ヤリスクロス」、そしてホットハッチの「GRヤリス」という3車種で構成されるヤリスシリーズが、「ヤリス」の販売台数としてカウントされます。
ヤリスは2020年2月、ヤリスクロスは同年8月、GRヤリスは同年9月にそれぞれ発売されました。
ヤリスシリーズのうち、ヤリスとヤリスクロスの特徴のひとつとして挙げられるのは、ハイブリッドモデルの優れた燃費性能です。
ハイブリッドモデルはともに1.5リッター直列3気筒ダイナミックフォースエンジンにモーターを組み合わせたシステム(リダクション機構付のTHSII)を搭載しますが、コンパクトカーのヤリスは国産ハイブリッド車トップのWLTCモード燃費36.0km/Lを記録。
コンパクトSUVのヤリスクロスでも、ハイブリッドモデルのWLTCモード燃費は30.8km/Lを記録しています。
ヤリスシリーズに限らず、近年の新車市場で売れ筋となる車種を見ると、多くの車種においてハイブリッドモデルが設定されており、前出の日本自動車販売協会連合会の2020年販売台数ランキングトップ10においても10台中8台にハイブリッドモデルが存在。
ユーザーが新車を選ぶ際には、今後も燃費性能が重要な指標となることが予想されます。
※ ※ ※
ヤリスやヤリスクロスにも搭載されるハイブリッドシステムは、クルマの燃費性能を向上させる手段のひとつとして知られていますが、はじめてハイブリッドカーを発売したのはトヨタで、1997年に世界初の量産ハイブリッド乗用車である初代「プリウス」を発売しました。
それではここでクイズです。
初代プリウスが登場したときのカタログ燃費(10・15モード)は何km/Lだったでしょうか。
【1】15.0km/L
【2】20.0km/L
【3】28.0km/L
【3】35.0km/L
※ ※ ※
正解は【3】の28.0km/Lです。
初代プリウスは、パワートレインとしてTHSIIの前身となるTHSというハイブリッドシステムを搭載。現在のWLTCモードとは測定方法の異なる10・15モードで28.0km/Lでしたが、これは当時の同クラスのガソリン車と比べて約2倍の燃費性能だったといいます。
改良が重ねられた初代プリウスは、最終的に31.0km/L(10・15モード)まで燃費性能を向上。
そして、トヨタはプリウス以外にもハイブリッドシステム搭載車を拡大したほか、ホンダ、日産など他社もハイブリッドシステムを搭載した量産車を発売し、現在はごく普通の存在として定着しています。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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