新型「カングー」はいつ登場? 2021年に日本にやって来るフランス車を予想した
“ワル顔”に進化したシトロエン新型「C4」も2021年内に日本上陸予定
●CITROEN シトロエン
2021年のシトロエンは、まず早い時期にコンパクトモデル「C3」のマイナーチェンジ版がやってくる。
現行型C3は、2016年のパリモーターショーでデビューした3世代目。今回が初の改良になる。フロントマスクが新しいデザインに変更、LEDヘッドライトのデザインも変更される。リアのテールランプも立体的な新デザインになる。
インテリアでは、「C4エアクロスSUV」にも採用されるアドバンスドコンフォートシートが採用される。これは新開発の高密度フォームの採用により、シートのヘタリや劣化を防いで、長期間快適性を維持するものだ。
そして2021年の第4四半期には新型「C4」が日本上陸する予定だ。

写真のとおり、かなりの“ワル顔”になった新型C3は、今回のフルモデルチェンジで3代目に進化。ボディサイズは全長4360mm×全幅1800mm×全高1525mm、ホイールベースは2670mmと、従来型に比べて30mm長く、10mm幅広で、35mm背が高くなっている。ホイールベースも60mm長くなっている。
また荷室容量も通常時380リッター、最大荷室容量は1250リッターとライバルよりも大きい。
ガソリン/ディーゼルエンジンのほか、100%電気自動車(BEV)の「e-C4」も用意する。このe-C4も日本導入される可能性が高い。
フランス本国でのラインナップは、ガソリンエンジン車は1.2リッター直列3気筒ターボの「ピュアテック100」「ピュアテック130」「ピュアテック155」の3種類、ディーゼルエンジン車は「ブルーHDi 110」「ブルーHDi 130」の2種類だが、日本導入グレードは未定だ。
BEVのe-C4は、136ps・260Nmを発生するモーターを搭載。400V・50kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、最大航続距離はWLTPモードで350kmとなる。また最高速度は150km/h、0-100km/h加速は9.7秒(スポーツモード)というパフォーマンスを誇る。
シトロエンの「フライングカーペット=空飛ぶじゅうたん」と呼ばれる独特な乗り心地も健在だ。C4カクタスやC5エアクロスSUVにも搭載される「プログレッシブ・ハイドロリック・クッション(PHC)」を新型C4にも採用している。
●DS
DSオートモビルズでは、フラッグシップセダン「DS9」が2021年第1四半期にやってくる予定だ。

DS9は、全長4934mm×全幅1932mm×全高1460mm、ホイールベースは2900mmというサイズのラグジュアリーセダン。プジョーのフラッグシップセダン「508」よりも大きく、いわゆるEセグメントにあたるボディサイズとなる。
フランス本国でDS9に用意されるパワートレインは3種類。1.6リッター「ピュアテック」直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、最高出力225psを発生するガソリンモデルと、DSの新世代電気駆動システム「E-TENSE」を採用した「E-TENSE 225」および「E-TENSE 4×4 360」がある。
DS9のE-TENSEモデルは、2020年6月に日本上陸を果たした「DS3クロスバックE-TENSE」のピュアEVではなく、プラグインハイブリッド(PHEV)になる。
日本では、まずはPHEVのE-TENSEのみの展開の可能性が高い。
Writer: VAGUE編集部
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