「なぜ短命で終わった?」 一代限りで販売終了した惜しい国産車5選
1代で終わったスバルのミニバンとは?
●マツダ「AZ-1」
日本人のニーズに合わせて進化してきた軽自動車ですが、1980年代にターボ化が進むと各メーカーからスポーティモデルが続々と登場。
現在でもスズキ「カプチーノ」やホンダ「ビート」などは根強いファンが多く存在しますが、そのハイパワー軽カーのなかでもとくに尖っていたのが、1992年に発売されたマツダ・オートザム「AZ-1」です。
当時、マツダの5つの販売チャネルのひとつ、オートザム店から販売。
スズキ「アルトワークス」と同じ、最高出力64馬力の660cc直列3気筒ターボエンジンをリアミッドシップに搭載し、ロック・トゥ・ロック2.2回転の超クイックステアリングを左右に振れば、まるでゴーカートを運転しているかのような俊敏な走りを楽しめました。
AZ-1は外装に樹脂パネルを多用することで重量は720kgに抑えられており、その運転の楽しさももちろんですが、最大の特徴は左右に大きく開く「ガルウィングドア」です。
カプチーノやビートのオーナーからも熱い視線を浴びせられることも多かったのですが、2シーターの狭いキャビンは実用性が低く、車両価格も高かったために購入を諦めてしまう人も多くいたほどです。
現在、海外ではAZ-1が特殊なマイクロスポーツカーとして注目されていて、多くの中古車が輸出されてしまっています。
●スバル「エクシーガ クロスオーバー7」
「7シーターパノラマツーリング」をコンセプトに開発され、2008年に登場したミニバンがスバル「エクシーガ」です。
「レガシィツーリングワゴン」などで培ったワゴン造りのノウハウを活かして、3列シートで7人がしっかり乗れる高い居住性と、開放感あふれる室内空間を実現したミニバンでした。
シャシやプラットフォームを含む部品の約50%を「レガシィ」と共有し、発売時はターボと自然吸気ともにスバル独自の2リッター水平対向4気筒エンジンを搭載。2009年には2.5リッターエンジン搭載車も追加ラインナップされました。
SUV人気が高まっていた2015年には、ファッション性と本格SUVの要素を取り入れた内外装と全天候型AWDのパフォーマンス、開放感溢れた7人乗りのパッケージングを併せ持ったクロスオーバーモデルの「エクシーガクロスオーバー7」(H型エクシーガ)として再登場。
都市型SUVには十分なロードクリアランスである170mmを確保した専用サスペンションが採用され、エンジンは2.5リッター水平対向4気筒エンジンを搭載、リニアトロニックCVTとシンメトリカルAWDを組み合わせました。
さらに、大型フロントグリルやルーフレール、前後バンパーやホイールアーチなど、SUVらしさが表現されていましたが、2018年に販売を終了。スバルの3列シート車が国内市場から消滅しました。
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たった一代限りで終了してしまったクルマでも、ユーザーにたくさんの車種のなかから選ぶ楽しさを提供していたことから、当時はなくてはならない車種だったかもしれません。ラインアップ整理が進んだ現在からすれば、うらやましい限りです。
他に印象に残る一世代限りの車
トヨタ ヴェロッサ
日産 バサラ
ホンダ アスコットイノーバ
マツダ ペルソナ
オートザム クリフ
三菱 カリスマ
スズキ X-90
ダイハツ YRV
とか、結構あるもんだ。
Y32JフェリーとかY33に合流したレパードも代々数えるのかね?
自分VH41DEのJフェリー一度だけ見ました。
レパードJフェリーは
当時追浜近くにいたんで船積み前の北米仕様が何十台もずらりと並んでいるのを見てたから
あまりレア感無いんですけど当初から尻すぼみのデザインは評価悪かったし、
国内で走ってるのはあまり見ませんでしたね。