日独の匠がコラボ! 人間国宝の技が散りばめられたBMW「7シリーズ」限定車を発表
ビー・エム・ダブリューは2020年12月22日、日本の匠とドイツのクラフトマンシップが融合した限定車、BMW「7シリーズ ピュア・メタル・エディション」を、2021年1月29日午前11時より、BMWオンラインストアにおいて2台限定で販売をおこなうと発表した。
人間国宝 奥山峰石氏の手による銀板トリムを採用
ビー・エム・ダブリューは2020年12月22日、日本の匠とドイツのクラフトマンシップが融合した限定車、BMW「7シリーズ ピュア・メタル・エディション」を、2021年1月29日午前11時より、BMWオンラインストアにおいて2台限定で販売をおこなうと発表した。納車は2021年春頃を予定しているという。
7シリーズはBMWのフラッグシップセダン。今回発表された限定車は7シリーズの中でもよりラグジュアリーな「750Li xDrive Exellence」をベースに、BMWインディビデュアルが誇る手作業によるピュア・メタル・シルバー塗装の外観に、人間国宝である奥山峰石氏による、高度な打込象嵌(うちこみぞうがん)の技法により加飾を施した銀板トリムが採用されている。
750Li xDriveピュアメタルエディションの車両価格は2650万円(消費税込)。左ハンドル仕様で、限定2台となる。
外装色「BMWインディビデュアル ピュア・メタル・シルバー」最大の特徴は、重厚なメタルの塊感と磨き込まれた表面の美しさ。これは塗料の粒子密度向上に加え、手の込んだ厚みのある塗装面と、高い平滑性という高度な技術により実現しているという。
内装には最高品質メリノ・レザーのBMWインディビデュアル フル・メリノ・レザー スモークホワイト/ナイトブルーの採用に加え、人間国宝の奥山峰石氏が手がけた鍛金・象嵌細工を施した銀板トリムを採用している。
銀板トリムには、赤銅(金と銅の合金)による繊細な文様を切り抜き銀板に接合し、木槌や金槌で叩きめり込ませて文様を仕上げるという打込象嵌の技法による文様が施されている。
トリムに描かれるモチーフとして、奥山氏は福島県にある三春滝桜の枝垂れ桜を選んでいる。日本人の心の琴線に触れる芸術性の高い作品となっている。
また後席にエグゼクティブ・ラウンジシートおよびBMWインディビデュアルクールボックスを標準装備。クールボックスにはシャンパンボトルなどが収納可能で、さらに奥山氏の作品でも人気の高い、槌目打ちの純銀製カップの表面に桜の花の文様をあしらった専用カップを特別に装備する。
* * *
奥山峰石氏は昭和12年(1937年)山形県新庄市生まれ。1995年に「鍛金」の重要無形文化財(人間国宝)に認定された。高度な鍛金技術と造形感覚によって制作された器に自然の情景をモチーフとした写生的な文様を、切嵌象嵌や打込象嵌という技法によって表現し、配色バランスの優れた現代的な作風を確立している。
また、この限定車7シリーズ ピュア・メタル・エディションは、BMW GROUP TERRACEに、2021年1月8日まで展示される。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。