「見た目よりもスゴいんです!」 羊の皮を被った狼的な車5選
マツダが作った俊足4WDセダンとは?
●マツダ「マツダスピード アテンザ」
2002年5月に発売された「アテンザ」は、マツダのミドルセダン「カペラ」、「クロノス」の後継モデルとして登場したミドルセダンです。
ボディ形状は、セダンのほか、5ドアハッチバックのスポーツ、ステーションワゴンがラインナップされ、クロノスで失った人気を復活させるモデルとして登場しました。
「マツダスピードアテンザ」は、そのラインナップのなかで、セダンをベースとして最高出力272馬力を発生させる2.3リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載したハイパワー4WDモデルです。
スタイリングは、専用のバンパーやグリル、リヤスポイラーなども採用されていましたが、比較的おとなしいテイストでまさに“羊”。反対にエンジンは“狼”といったモデルとなっていました。
MTのみの設定で、クルマを運転することを楽しめるモデルとしてラインナップされていましたが、走りを極める走り屋のニーズが、スバルでは「レガシィ」よりも「インプレッサWRX」、三菱では「ギャラン」よりも「ランサーエボリューションシリーズ」といったように、よりコンパクトなセダンモデルへシフトしており、残念ながらあまり人気が出なかったようです。
●三菱「ギャランスポーツ」
1994年9月に発売された「ギャランスポーツ」は、ミドルセダンのギャランをベースとした5ドアハッチバックモデルです。欧州では5ドアハッチバックの人気が高く、ギャランにも5ドアモデルがラインナップされていました。
ギャランスポーツは、5ドアハッチバックをベースにRVテイストを感じさせるカンガルーバンパー形状を取り入れたフロントバンパーやルーフレールなどを付加し、クロスオーバーSUVとして仕上げられたモデルです。
当時ギャランは、2リッター直列4気筒DOHCターボを搭載したハイパワーモデルのVR-4が、日産「ブルーバードSSSアテーサ」などとともに、人気を博していました。
そのため、ギャランスポーツもNAモデルに加え、2.0リッターV型6気筒ターボを採用し、240馬力(MT)もしくは210馬力(AT)を発生する「スポーツGT」モデルもラインナップされ、“GTRV”という新しいキャッチフレーズで登場しました。
当時はレガシィツーリングワゴンのGTなどが人気だったため、それに対抗するモデルとして注目されましたが、“羊の皮を被った狼”といえるモデルであったものの、残念ながら、販売面は羊のままでいたようです。
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今回、羊の皮を被った狼として紹介したクルマはあまりヒットせず、販売面では静かに終わってしまったモデルが多かったです。狼なら狼らしい見た目のほうがユーザーにはわかりやすく、ユーザーも狼らしいデザインを求めているからかもしれません。
羊の皮を被った狼と呼ばれるモデルは市場での注目度が低く、中古では比較的リーズナブルに購入することができることが多いです。
そこであえて“羊の皮を被った狼”なクルマに注目して、走りが力強くてもお得な中古車選びをしてみるのもよいでしょう。
エアトレックは標準車でもシンプルなセンターデフ四駆でよろしかったですね。
実は自動車メーカーも本来はこんな車が作りたいのではないかな?
トルクスプリット4WD!!な〜んて聞くと?オ〜!!と思うかもしれませんがねw