同じシエンタなのに、なぜ顔違う? トヨタ人気ミニバンの謎
トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」は日本以外で、台湾やインドネシアで販売されていますが、それぞれ国や地域によって異なるフェイスデザインを採用しています。人気ミニバンのシエンタにどのような違いがあるのでしょうか。
どの顔が好き? 異なるシエンタの顔
日本で人気のコンパクトミニバンこと、トヨタ「シエンタ」。2020年12月7日には台湾で新型「シエンタクロスオーバー」が発表されたことでも話題となりました。
またインドネシアでもシエンタは販売されていますが、それぞれフェイスデザインは異なります。
国産メーカーがグローバルで展開する際、性能や機能をそれぞれの仕向地に合わせることはよくあることです。
また、デザイン面では基本的なライトデザインはそのままだとしても、フォグライトや前後バンパーを異なる仕様にすることも少なくありません。
日本仕様のシエンタの場合、「ミニバンの概念を打ち破る、アクティブで機能的な内外装デザイン」をコンセプトに登場。
多様なライフスタイルに応えるべく、“Active & Fun”をキーワードに従来の四角いハコ型というミニバンの概念を打ち破るスポーティなエクステリアを採用しています。
フロントフェイスはヘッドランプからフォグランプ・グリルへと一筆書きのようにつながるバンパーガーニッシュでユニークな表情を創出。バンパーコーナーを強調させてワイド&ローのスタンスを強調しました。
また、グリル上部にはメッキ加飾を施すことで存在感も演出しています。
一方で台湾のシエンタも標準モデルでは、日本仕様と同じデザインを採用。
しかし、今回発表されたシエンタクロスオーバーでは、特徴的な一筆書きのようにつながるバンパーガーニッシュは廃止。
また、バンパー左右をブラックアウトし、中央部にはシルバーのスキッドプレートを装着することで、クロスオーバーのテイストを再現。また、グリル上部のメッキ加飾も無くなっています。
一方でインドネシアのシエンタは、2019年9月にマイナーチェンジを実施。エクステリアをよりスポーティでスタイリッシュなデザインに変更しました。
これまでヘッドライトからまっすぐ下方向に一筆書きされていたバンパーガーニッシュを大きく「くの字」に変更。フロントグリルも上段と下段に分けるなど、スポーティな印象を向上させています。
また、グリル上段のメッキ加飾もよりシエンタのフェイスデザインを印象付けるように存在感を増しました。
このマイナーチェンジの際に、トヨタのインドネシア法人の担当者は、「シエンタの外観デザインをよりスポーティでスタイリッシュにすることで、より魅力的なシエンタに仕上がりました」と語っています。
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導入される国や地域によってことなるデザインですが、日本で人気なシエンタだけに、異なるデザインを持つ海外仕様は気になるものです。
標準のシエンタ、スポーティなシエンタ、クロスオーバーなシエンタと、どのデザインでも日本では人気を博すかもしれません。
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