470万円で落札!! 「ランエボ6」は新車当時よりも高値がつく名車だ!
英国で人気の「ランエボ」の気になる価格は?
ランエボは、イギリスはもちろん、ヨーロッパにおいても大いなる人気車となっている。
イギリスでは1998年まで、ラリーアートの販売店がランエボの販売をおこなっていたが、正規輸入がスタートしたのは、ラリーアートUKが設立された1999年から。そのとき、それまでイギリスで販売されていたのは標準グレードである「ランサーエボリューションGSR」と、競技ベースグレードの「RS」「RS II」だった。
●2003 三菱「ランサー FQ-300 EVO VII」
このうちRS IIというモデルは、RSをベースにより軽量化されたものだったのだが、のちにラリーアートUKでの販売が始まると、RS IIは「RSX」というグレードへと変更され、30台限定での販売となった。
今回シルバーストーンオークションに登場した1999年式ランサーエボリューションVIは、そのRSXである。
販売された台数は、シルバーが10台でホワイトが20台のみ。ABSやAYCは軽量化のために外され、GSRと比較すると110kgも軽い。走行距離は3万2000マイル弱(約5万1200km)と少なく、タイミングベルトは2017年に交換済みで、そこからの走行距離は約1000kmでしかない。
さらに前オーナーは、カーボン製のリアウイングやショートストロークシフト、アイバッハ製サスペンション、HKS製オールステンマフラー、セラミッククラッチなども装備。ボンネットは、エボ6でもチャンピオンを獲得した、トミ・マキネンのサイン入りで、整備記録簿やマニュアルなども完備している。
そうしたこのエボ6は、3万3750ポンド(約470万円)で落札された。状態の良さとトミ・マキネンのサインも含めれば、お買い得といっていいプライスだろう。
もう1台は、2003年式のランサーエボリューションVIIだ。
赤のボディカラーが印象的なこのクルマは、走行距離が1万3800マイル(約2万2000km)とローマイレージだ。もちろんマニュアルや整備記録簿も付属していて、これまで正規代理店での定期的な整備を受けていたことが記録されている。
インテリアも純正のアルカンターラを使ったレカロシートのままで、ヤレやヘタリはなく、美しい状態をキープしている。現役のスポーツカーとして走ることはもちろん問題なく、コレクションとして保管する場合にもとくに手を入れる必要がない美しさとなっている。
そんな状態のいいエボ7の落札価格は、2万5313ポンド(約350万円)というものだった。これはかなりお買い得といっていいハンマープライスだろう。日本でもこれほど状態のいいエボ7の中古車なら、このくらいのプライスを超えることもある。というよりも、状態のよいエボ7の台数が極端に減ってきているいま、手に入れた人は幸せといってよいだろう。
二十歳の時から大学で真剣に学んで肉体労働をして頑張って買いましょう!
私はランサーセディアの乗り心地が好感でした。