なぜ復活? ホンダ「シティ」&トヨタ「スターレット」 意外なカタチで復活した車3選

中国ではあの名車が復活!?

●トヨタ「レビン」

 日本では、かつて存在したカローラのスポーティグレードとして「レビン」という名称がつけられていました。

 初代カローラレビンの「TE27型」や、FR車として最後の「AE86型」、レビンの最終モデル「AE111型」など、歴代レビンはどの時代も先端をいくスポーティモデルだったのです。

 しかし、2000年にレビンという名称が消滅して以降、カローラシリーズにはスポーティなグレードは設定されず、2018年6月にスポーツモデルとして登場した「カローラスポーツ」にもレビンの名称は設定されませんでした。

 そのなかで、2018年に開催された中国の広州国際モーターショーにおいて車名そのものをレビンとした新型モデルが登場したのです。

中国で販売されているトヨタ新型「レビン」
中国で販売されているトヨタ新型「レビン」

 このレビンはカローラの姉妹車にあたり、ガソリン車/ハイブリッド車/PHEV車がラインナップされ、外観デザインもカローラに比べてスポーティな印象を持っています。

 しかし、レビンはカローラに比べて高性能なエンジンを搭載しているわけでなく、かつてのレビンのようなスポーティモデルではありません。

 カローラのチーフエンジニア・小西良樹氏は、次のように話しています。

「中国では、日本でも社会現象化した漫画『頭文字D』の影響から、レビンやトレノという車名の知名度は高いといいます。

 また、レビンは稲妻などの意味を持ちますが、中国の方々は稲妻といった言葉を好む傾向にあるので、そのような背景からレビンという車名を採用しました」

※ ※ ※

 日本市場では姿を消したものの、海外ではその車名が復活ということは稀にあるようです。

 実際に、日本で新型フィットとして販売されているモデルでも、中国では広汽ホンダがフィットのままで販売し、もうひとつの東風ホンダが「ライフ」と、かつて日本で販売していた車名を用いています。

 これらは、かつて日本で販売されていた車名が海外でも一定数の認知度を誇るからです。

 奇しくも2021年3月末で生産終了がアナウンスされたトヨタ「アリオン」は、同時期に中国の広州モーターショーで日本仕様とは別物となる新型アリオンが発表されました。

 今後も、日本で姿を消して、海外で車名が復活する傾向は続くのかもしれません。

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コメント

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3件のコメント

  1. いやいや、シティーに200万円越えは無しでしょ?
    日本に導入されれば確実に200万円を越えてくるだろうし、NSXの時も言ってたと思うけどそんなので若者に「興味をもって欲しい」とか言われても無理でしょ

  2. 何故、話題にする車両が海外で販売される国内メーカー車両の記事が多いのだろう。
    当該車両が本国である日本国内で販売される見込みがあることを情報掲載側では確信して原稿を作成しているのか。メーカーから内部リークでもされているのか。
    貴社の記事を見ると、何が言いたいのか分からない。海外市場投入車を日本でも販売をという提言にもなっていない。
    海外の話題しかないのであれば投稿する意味があるのか疑問を生じる。

  3. 日本では過去のも物のにされた名が 海外で使われることに
    愛しさとせつなさと心強さを感じるのですが
    日本で復活はありえないからとか 国外のことなんて知ったことかなど
    それこそどうでもいいコメントだな

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