プジョー新型MPV「リフター」カタログモデル販売開始! カングーの強力なライバル登場
グループPSAジャパンは2020年11月25日、プジョーの新コンセプトMPV「RIFTER(リフター)」のカタログモデルを発表、販売を開始した。
FFながら悪路走破性を高める「アドバンスドグリップコントロール」
グループPSAジャパンは2020年11月25日、プジョーの新コンセプトMPV「RIFTER(リフター)」のカタログモデルを発表、販売を開始した。
リフターは2019年10月に先行モデルが日本デビューした、後席スライドドアを持つ5人乗りMPVで、2020年8月26日にカタログモデルが登場し、いま人気のシトロエン「ベルランゴ」と兄弟モデルという関係になる。
グレード構成は2種類。特別仕様車の「リフターGTライン ファーストリミテッド」が379万円、「リフター アリュール」が329万円だ。
リフターは全長4405mm×全幅1850mm×全高1880mm、ホイールベースは2785mmというボディサイズ。後席スライドドアを持ち、乗車定員は5名となる。
四角いボディを活かした広い室内空間が特徴で、荷室容量はトノカバー下で597リッター、最大積載時では2126リッターとなり、これまでのプジョーで最大容積だった「SUV5008」の1862リッターを大幅に上回る。
またリアシートは3座独立の3分割可倒式。荷室は5名乗車時で1m、2人乗り状態で1.88m、助手席を倒せば最長2.7mの長尺に対応する。
巨大なリアゲートは、ガラス部分のみを個別で開閉することが可能。テールゲートを開けずに、ガラスハッチから簡単にアクセスできる。
ルーフの大半をガラスとし、これに収納スペースを融合させた「マルチパノラミックルーフ」をGTライン ファーストリミテッドに標準装備。ここには最大14リッターのバッグが収納可能だ。さらにリアシート頭上後方には約60リッターの「リアシーリングボックス」を設置する。
搭載するエンジンは最高出力130ps、最大トルク300Nmを発揮する1.5リッター直列4気筒ディーゼルターボ。トランスミッションは8速ATを組み合わせる。WLTCモード燃費は18.2km/Lだ。
またGTラインファーストリミテッドには「アドバンスドグリップコントロール」を標準装備。これは路面状況に合わせさまざまなアルゴリズムを組み合わせ、パワートレインやブレーキを統合制御するもので、タイヤグリップの最大化とトラクションの最適化をおこない走破性を高めるもの。ノーマル/スノー/マッド/サンド/オフと5つのモードを備え、ダイヤルで選択できる。180mmの最低地上高とともに、FFながら悪路走破性を備えているのも特徴になる。
インテリアは最新プジョーモデル同様「i-Cockpit(iコックピット)」となる。これは上下フラットな小径ハンドルとそのハンドルの上からメーターを覗き込むポジションが特徴で、MPVセグメントにおいてリフターを唯一無二の存在にしている。
先進運転支援機能(ADAS)も充実。ストップ機能付きアクティブクルーズコントロールやアクティブセーフティブレーキ、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニター、インテリジェントハイビーム、トラフィックサインインフォメーションなどが標準装備される。
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リフターのカタログモデル投入により、日本市場におけるプジョーラインナップはより充実した。人気のミドルサイズSUV「SUV3008」に対して、SUVらしいスタイリッシュさと3列7人乗りのユーティリティが必要な人には「SUV5008」、SUVテイストのまま広いラゲッジスペースがほしい人にはリフターと、その選択の幅が増えている。
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