本当に燃費向上? 怪しすぎる燃費グッズ 非科学的商品が消えない理由

クルマの燃費を良くしたいというのは、万国共通な願いかもしれません。しかし、市販されている燃費向上グッズのなかには、その効果が科学的に実証されていないものも少なくありません。効果が得られるかどうかは不透明にもかかわらず、こうした非科学的なグッズが消えない理由はどこにあるのでしょうか。

非科学的な燃費向上グッズとは?

 クルマの燃費向上をうたうグッズのなかには、その効果が科学的に実証されていないものも少なくありません。
 
 効果が得られるかどうかは不透明にもかかわらず、こうした非科学的なグッズが消えない理由はどこにあるのでしょうか。

自動車メーカーが日進月歩で燃費性能を向上させている。その一方で巷の「燃費向上グッズ」は本当に効果があるのでしょうか
自動車メーカーが日進月歩で燃費性能を向上させている。その一方で巷の「燃費向上グッズ」は本当に効果があるのでしょうか

 インターネットショッピングサイトで「燃費向上グッズ」と検索すると、数千点にもおよぶ商品がヒットするように、燃費向上をうたう商品は多く存在します。

 給排気を調整することで燃焼効率をアップしたり、エアロパーツによって整流効果を高めたりして燃費向上させるなど、科学的根拠がしっかりしているものもありますが、なかにはその効果が科学的に実証されていないようなものも見受けられます。
 例えば、「『波動』を調整することによって燃費向上をうたうシール」や「空気や燃料をイオン化して、パワーアップや燃費向上をうたうグッズ」、「磁力でガソリンや酸素の分子を整えて完全燃焼に近づけることをうたうグッズ」などが一例として挙げられます。

 基本的な知識があれば、これらの商品に科学的な裏付けがないことは一目瞭然ですが、それでもなおこうした商品は後を絶ちません。

 それどころか、こうした非科学的な燃費向上グッズのレビューを見ると「実際に効果があった」という内容のものも少なくありません。

 もちろん、なかには悪質な業者による「やらせレビュー」もあるかもしれませんが、一定数の人が効果を感じていることは間違いないといえるでしょう。

 では、なぜ効果があると感じる人がいるのでしょうか。チューニング業界関係者は次のように話します。

「非科学的な燃費向上グッズがなくならない理由は、『実際に効果が出ることがある』ことに尽きます。

 しかし、燃費向上グッズそのものの効果ではなく、そうしたグッズを使用しているドライバーが燃費を意識するようになることで、結果として燃費が向上すると考えられます。

 実燃費は、ドライバーの走行スタイルで大きく変化するものです。普段何気なく運転している人が、こうした燃費向上グッズの装着をきっかけに多少なりとも燃費を意識して運転するようになれば、10%程度向上することは考えられなくもありません。

 こうしたグッズを使用したことで燃費が向上したという意味では、論理的には効果があるといえるようにも思えます。

 しかし、科学的な裏付けはないグッズであるため、誰でも効果が見込めるわけではありません。つまり、『お守り』と一緒なのです」

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