超ド迫力! V8搭載RX-7&1100馬力シビックがヤバい! 巨大タコマまで登場!
コルベットのV8を搭載したマツダ「RX-7」が登場!
今回のSEMAに出展されている日本車のなかで、一際目を引くのがマジョーラカラーに仕上がったマツダ「RX-7(FD3S)」です。
カリフォルニア出身のジョン・ユバルディ氏がプロデュースしたこのFDは彼の手に渡る前、元々ヴィンテージレッドのカラーをまとったAT車でした。
カスタムを施すために2002年モデルのシボレー「コルベット」から剥ぎ取ったLS1エンジンに換装しトランスミッションもマニュアルに換装。ボディカラーも50周年記念カラーとなるレッドメタリックキャンディにラッピング塗装が施されています。
LS1エンジンを搭載しているという時点でかなり刺激的なカスタムとなっていますが、ロータリーエンジンからV8エンジンに換装したのは深い理由があります。
実はユバルディ氏はこれとは別に過去に青いFDを所有していたのですが、ロータリーエンジンからの失火によって全焼してしまい、失意のなか、同僚が所有していたLS1換装の赤いFDに乗り換えることになったのです。
LS1はFDに搭載されていた13B-REWよりもはるかに信頼性が高く、アフターマーケットパーツも出回っているため、比較的維持がしやすいとのこと。
ポートやヘッド、スプリングなどの各部品のカスタムに加え、コルベットZ06に搭載されているLS6エンジンのインテークマニホールドへと換装。純正の最高出力345馬力から415馬力を叩き出しています。
フロントバンパーは1999年型日本仕様のものとマツダスピードのカーボンフロントリップとの組み合わせで、RE雨宮のカーボンリアディフューザーや、グループAモータリング製のカーボンボンネットとカーボンワイドフェンダーなどを装着しています。
インテリアはあくまで快適性重視でエアコンもパワステも正しく作動する仕様となりカーボンファイバー製のシートもリクライニングが可能。長時間のドライブも快適にこなせそうです。
毎年多数のホンダ「シビック」の新旧モデルがSEMAショーに出展されますが、なかでもこの1000馬力超えの「Civic Type-R」(EK9型)はとんでもないスペックを持っています。
ターボから発生する熱を逃さずに圧縮に利用する「ターボブランケット」を製造・販売するPTPターボブランケッツという会社からの出展で、同社R&D部門トップを務めるマニー・イワブチ氏が手掛けています。
日本から直輸入したこのEK9の心臓部にはK20型エンジンのエンジンヘッドにK24型エンジンのエンジンブロック、そして「S2000」のクランクシャフトが組み合わされています。
ターボチャージャーはギャレット製GTX42Rを搭載し、これらを組み合わせてシャシダイナモでは1092馬力を発生。
エンジンはかなりハードな仕様となっていますが、インテリアはダッシュボードやドアパネル、フロアマットはそのままの状態となっており、カスタムされている点はロールケージとセイボン製のカーボンフルバケットシートにとどまっています。
エクステリアにはトラックライフ製のカットフェンダーに加え、PCI製のフロントスプリッターやリアディフューザー、サイドステップなどを装着。
ドラッグレース向けのセッティングとなっているため、車体後部には必要不可欠となるドラッグシュートも装備されています。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
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