前年比185%! ジープ、フィアット、アバルト、アルファ ロメオの販売好調のワケとは?
コロナ禍にあって、FCAジャパンが取り扱うジープ、フィアット、アバルト、アルファ ロメオの販売台数が好調だ。4ブランド合計の2020年10月の販売台数の対前年比は185%。FCAブランドの好調の理由はどこにあるのだろうか。
新ライフスタイルを支援する取り組みが支持されたか!?
FCAジャパンの取り扱いブランドの販売が好調だ。
ジープ、フィアット、アバルト、アルファ ロメオの2020年10月の合計販売台数が2430台となり、10月として過去最高を更新。これで、2020年1月から10月までの累計販売台数が1万9244台となり、対前年比92%と純輸入車市場が対前年比83%にとどまるなか、健闘しているといっていいだろう。
FCAジャパン代表取締役社長兼CEOのポンタス・ヘグストロム氏は、10月の好業績について次のようにコメントしている。
「10月に過去最高を更新できたことは、FCAジャパンのみならず、新型コロナウイルス感染症への万全の対策を取りながら、魅力的な商品をスキップローンという魅力的な金融商品と併せて提供しているFCAジャパン正規ディーラーも大いに喜んでいます。
コロナ感染症の影響のなか、FCAジャパン正規ディーラーの皆様はブランド体験のための投資を継続くださり、1月から現在までに、累計で23拠点もの新CIショールームを改設もしくは新設いただきました。
安全で使い勝手の良いモビリティとしての自家用車の再評価に伴い、ショールームへの来店客は増加傾向にあります。
FCAのジープ、フィアット、アバルト、アルファ ロメオはすべてその恩恵に浴しており、第4四半期を力強いスタートで始めることができました。
とくに、発表間もないFCAジャパン初の電動化モデル、ジープ『レネゲード 4xe (フォーバイイー)』にも強い関心が寄せられ、多くのお問い合わせをいただいているのは誠に心強い限りです。FCAジャパンの自助努力と施策でこのトレンドをさらに加速させれば、今年1年も力強い結果で締めくくることができると確信しています」
ちなみにブランド別の2020年10月の販売台数と対前年比は下記のとおりとなる。
・ジープ:1439台/182%
・フィアット:599台/197%
・アバルト:213台/182%
・アルファ ロメオ:179台/176%
・4ブランド合計:2430台/185%
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4ブランドの販売が好調である理由には、FCAジャパンでは4ブランドにおいて毎週のように限定モデルなどを導入するなど、常にカスタマーの注目を集める施策がなされており、新規顧客へのリーチが増えているという事も考えられるだろう。
さらに、日本でも外出自粛規制がなされていた5月1日から、いちはやく4ブランドの通常モデルに対して「スキップローン」が導入されたことが最大の理由と考えられる。
これは、5か月間支払い繰り延べ(スキップ)据置価格設定型の低金利ローン(適用金利1.9%、通常ローンの実質年率は現在3.19%)のことを指しており、新型コロナウイルス感染予防において安全安心な個人モビリティとして、FCAジャパンのブランド車両を購入するユーザーに対し、負担を軽くすることを目的としたものである。
スキップローンは、据置価格設定型ローンをベースとしており、車両登録から5か月間のローン支払いが繰り延べされることで、利用者には手元資金を確保できるというメリットがある。さらにこの5か月間の金利負担は無料だ。
コロナ禍において、こうしたカスタマーの生活を第一に考えた施策を取ったことが、2020年10月の販売台数が好調であった大きな理由と考えて間違いないだろう。
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