GoToトラベルによる急激な予約増から一転、突然の支援対象外に教習所側も驚きを隠せないようです。

　毎年、合宿免許で多くの受講生を抱えている地方の教習所スタッフは以下のように話します。

「合宿免許のオンシーズンは、大きく夏休みと冬休みシーズンに分かれるため、例年はそれに応じて講師やスタッフの配置をおこないます。

　当初、今年はコロナで受講生が大幅に減ると予想していたため、例年より人員を確保していませんでした。

　しかし、今回の一件で予約が殺到し、急きょ人員を確保しました。うちでは、はじめは2月までに卒業するプランがGoToの対象内でしたが、その後も考えて4月頃までスケジュールを抑えていました。

　夏シーズンは売上が落ち込んでいたので安心したのもつかの間、今回いきなり新規申し込みが支援対象外となり、驚きと怒りがこみあげています。今後どうするのかは、現在検討中です」

　今回、GoToトラベルの支援対象となった期間は、前出の「合宿免許ワオ」をはじめ、2月1日に卒業するプランがほとんどでした。

　例年、合宿免許は夏が8月から9月、冬が2月から4月が繁忙期といわれているので、オフシーズンに予約が殺到したことで人員確保を急いだ教習所も多かったとのことです。

　ですが、そんなドタバタも新型コロナウイルスの影響で夏の売上が落ちている教習所にとっては、まさに助け舟でした。

　しかし、それが突然に終了したことで、教習所側はさらなる不安に襲われているようです。

　前出の教習所とは別のスタッフも「今後どうなるかがまったくわからない」と話しており、まったく見通しが立てられない状況のようです。

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　今後の新規申し込み再開が期待されていた「GoTo合宿免許」は、突然の終了で多くの人々に戸惑いを生んでいるようでした。

　最後の望みとしては、免許講習費用などと旅行代金（宿泊・交通費）を明確に区分して販売される商品は今後も支援対象となるため、条件内で新たなプランが登場することを待つほかないでしょう。