冬タイヤに履き替えの時期 外したタイヤはどう保管!? 長持ちさせる方法とは

保管場所に困るタイヤ ショップの保管サービスを利用するのもあり

 正しい保管方法はわかったけれど、マンション住まいなので外したタイヤを置く場所は、日当たりのいいベランダくらいしかない、という人も多いだろう。そんな人にオススメしたいのが「タイヤ保管サービス」だ。

最近では春夏秋のドライ/ウエット路面から冬のスノー路面まで対応する「オールシーズンタイヤ」も流行している。写真はグッドイヤーのSUV用オールシーズンタイヤ「アシュアランスウェザーレディ」
最近では春夏秋のドライ/ウエット路面から冬のスノー路面まで対応する「オールシーズンタイヤ」も流行している。写真はグッドイヤーのSUV用オールシーズンタイヤ「アシュアランスウェザーレディ」

 これは近年、タイヤショップやカー用品店で実施しているサービスで、これを利用すれば保管場所はもちろん、タイヤ交換時にいちいち運ぶ手間などを省けるだけでなく、プロの目でタイヤの状態を管理してくれるため、交換時期などのアドバイスもしてもらえるというメリットもある。

 しかもこういうサービスの場合、温度や湿度を管理した倉庫に保管することが多く、直射日光や雨風にさらされることもない。結果としてタイヤを長持ちさせることにもつながるはずだ。

 コスト的には、サービスをおこなっている店や預けるタイヤサイズなどによりさまざまだが、だいたい1か月1000円から1500円というところが多いようだ。

※ ※ ※

 いうまでもなく、タイヤはおもにゴムでできている。だから製造から年数が経っていくと徐々に硬化していくのだ。これは、サマータイヤでもスタッドレスタイヤでも同様になる。

 乗用車用タイヤの場合、タイヤの溝深さが残り1.6mmになると表れる「スリップサイン」というものがある。スリップサインが出た状態で走行し続けると、道路運送車両法に違反していることになるし、その状態では車検も通らない。

 ただし、十分に溝が残っているタイヤでも、年数が経ったタイヤはゴムが硬化していることもあり、本来の性能が出せないケースもある。とくに、直射日光にさらされた場所や高温多湿の場所で保管していたタイヤは劣化が早く、結果としてタイヤの寿命が早くなってしまいがちだ。

 タイヤは決して安いものではないので、正しい保管方法を知って長持ちさせるのも大切なこと。本来ならまだ使えるタイヤをダメにしないためにも、もう一度保管方法を見直してみてはどうだろうか。

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