高回転までブン回す快感! 平成のノンターボ・スポーツ車5選

ハイパワーな1.6リッターエンジンを搭載した2台のコンパクトカーとは

●三菱「ミラージュ サイボーグR」

打倒「シビック」を旗頭に開発された「ミラージュ サイボーグR」
打倒「シビック」を旗頭に開発された「ミラージュ サイボーグR」

 2020年4月にビッグマイナーチェンジがおこなわれて話題となった現行モデルの三菱「ミラージュ」は、初代から数えて6代目にあたります。おもに新興国向けのエントリーカーとして開発されたモデルのため、スポーティなグレードは設定されていません。

 しかし、歴代のミラージュのなかには、高性能エンジンを搭載したモデルが数多く存在。

 なかでも1992年に追加ラインナップされた「ミラージュ サイボーグR」には高回転、高出力の1.6リッター直列4気筒エンジンが搭載されました。

 最高出力は175馬力を発揮し、バルブ駆動には三菱独自の可変バルブタイミングリフト機構「MIVEC」が採用されるなど、低回転域でも扱いやすいエンジンとなっています。

 足まわりはフロントがストラット、リアにマルチリンクを採用し、優れた路面追従性を発揮。ブレーキは4輪ディスクブレーキがおごられるなど、高性能グレードにふさわしいシャシ性能を誇っています。

 また、モータースポーツの世界では「シビックSiR」の対抗馬として善戦し、とくにアマチュアや学生が数多く参戦していたジムカーナでは、好成績を残しました。

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●ホンダ「シビックタイプR」

1.6リッターエンジン車で最強といわれたマシン「シビックタイプR」
1.6リッターエンジン車で最強といわれたマシン「シビックタイプR」

 1972年に誕生したホンダ初代「シビック」は、FF駆動のコンパクトな車体に広い室内を実現し、低燃費なエンジンと相まって大ヒットを記録。

 1983年に発売された3代目では、1.6リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載した高性能グレードの「Si」が登場し、レースで活躍することでシビック=高性能スポーツ車というイメージが定着します。

 さらに4代目では究極の自然吸気エンジンともいうべき、可変バルブタイミングリフト機能の「VTEC」エンジンを搭載する「SiR」が登場し、最高出力160馬力(MT車)を発揮しました。

 そして、1997には6代目シビックをベースにした第3のタイプRとなる「シビックタイプR」を発売。

 シビックタイプRに搭載されたエンジンは、圧縮比アップや摩擦抵抗の低減などのチューニングが施された結果、最高出力185馬力を8200rpmという量産車として類まれな高回転で発揮しました。

 さらに、サーキット走行を想定してハードにチューニングされたサスペンションや、制動力、耐フェード性向上のために強化されたブレーキ、ボディ剛性のアップなどが図られています。

 外装ではタイプR専用のパーツを採用しながらも派手な装飾は控えめで、前後アンダースポイラーとリアのルーフスポイラー、専用デザインのホイールなどを装着。

 内装ではレカロ製バケットシート、チタン製シフトノブ、ヒール&トウの操作性向上のためのペダルレイアウトを採用するなど、個々のパーツも走りに相応しいものを装備しつつ、快適装備が省略されたことで軽量化もおこなわれています。

 この初代シビックタイプRは最初で最後の1.6リッターモデルとして、2001年に販売が終了した後も高い人気を誇っており、2020年7月にオークションで764万円という法外な値段で落札され、大いに話題となりました。

※ ※ ※

 高性能な自然吸気エンジンは世界的にも減少し、とくに2リッター以下の排気量では、絶滅が危惧されているほどです。

 反対にターボエンジンの進化は凄まじく、たとえばメルセデス-AMG「A45S 4MATIC+」に搭載されている2リッター直列4気筒ターボエンジンは、最高出力421馬力と途方も無いパワーを発揮。

 それでいて普段使いにもまったく問題はなく、テクノロジーの進化には驚くばかりです。

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1件のコメント

  1. ブン回す、ブン殴る?煽り運転や横断歩道で止まらないドライバーを問題視した同じ車のニュースとは思えない記事だな。

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