真っ黒すぎる! ブガッティの名を冠したワンオフ時計は推定1億円以上!!
ジェイコブ「ツインターボ・フューリアス」に、ブガッティとコラボしたワンオフモデル「ツインターボ・フューリアス・ブガッティ ラ・ヴォワチュール・ノワール」が誕生。漆黒の腕時計には344個の宝石が散りばめられていた。
世界にたったひとつの「ツインターボ・フューリアス」
ブガッティの伝説のクルマである「タイプ57 SCアトランティック」にインスパイアされた「ラ・ヴォワチュール・ノワール」が発表されたのは、2019年3月のジュネーブ・モーターショーであった。
ブガッティ「シロン」をベースにしたワンオフモデルであるラ・ヴォワチュール・ノワールは、1100万ユーロ(邦貨換算約14億円)という車両価格で一躍話題になったクルマである。
このラ・ヴォワチュール・ノワールとタイプ57 SCアトランティックの伝説を称えるために、ジェイコブはワンオフの「ツインターボ・フューリアス・ブガッティ ラ・ヴォワチュール・ノワール」を発表した。
ベースとなるのは、ジェイコブの時計である「ツインターボ・フューリアス」だが、その仕上げに特徴がある。
●ユニークな宝石
ケースは18Kブラックゴールド製。このケースに、344個の天然ブラックサファイアが、ぎっしりとセットされている。一見するとタイヤのトレッドパターンのようにも見える形で配置され、ブラックサファイアには見えない控えめな点が、今どきのラグジュアリーのトレンドだ。
人間工学に基づいてデザインされたケースにブラックサファイアをセットするのは非常に複雑な作業だが、ジェイコブの熟練の技術により実現したといっていいだろう。
ツインターボの名前の由来は、ちょうど6時の位置に球体状の3軸トゥールビヨンが2つ並んでいることによる。トゥールビヨンをひとつ搭載するだけでもすごいことだが、2つも搭載されているうえに、さらにミニッツリピーターを組み合わせている点が、ツインターボ・フューリアスがほかを圧倒しているポイントだ。
しかもリピーターのチャイムは、通常だと15分単位となるが、ツインターボ・フューリアスは10分単位となっている点も非常に珍しい。
気になる価格は未公表だが、かつてチタンとカーボンをケース素材に採用した限定18本のツインターボ・フューリアス・ブガッティが、およそ7000万円ほどの予価であったことを考慮すると、今回のワンオフのツインターボ・フューリアス・ブガッティ ラ・ヴォワチュール・ノワールは、軽く1億円を超えることが予想される。
また、このワンオフモデルの時計は、ラ・ヴォワチュール・ノワールのオーナーの元に届けられると考えたほうが自然だろう。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。