初代は元祖高級ミニバンだった!? 日産新型「エルグランド」発売でミニバン市場はどうなる?

現在のミニバンブームが定番化したのは1990年代半ばといわれています。そして、1997年に登場した初代「エルグランド」は、“元祖高級ミニバン”と評されるモデルです。2020年10月12日には、現行(3代目)エルグランドに2回目となるマイナーチェンジがおこなわれました。

初代エルグランドは“元祖高級ミニバン”だった?

 日産は2020年10月12日にマイナーチェンジした新型「エルグランド」を発売しました。現行エルグランドが発売されたのは2010年ですが、今回のマイナーチェンジでは新デザインのフロントグリルを採用し、より洗練された外観となったほか、先進安全装備が強化されたことが大きな特徴です。

元祖高級ミニバンといわれる日産「エルグランド」(写真は3代目の「AUTECH」)
元祖高級ミニバンといわれる日産「エルグランド」(写真は3代目の「AUTECH」)

 日本自動車販売協会連合会が発表する2020年1月から6月までの登録車販売台数を見ると、高級ミニバン市場でもっとも販売台数が多いのはトヨタ「アルファード」(3万6597台)で、アルファードの兄弟車「ヴェルファイア」(1万697台)や、ホンダ「オデッセイ」(4880台)がそれに続く状況です。

 エルグランドは販売台数ランキングのトップ50に入っておらず、競合車に対して苦戦している状況ですが、今回のマイナーチェンジで売れ行きはどう変わるのか、注目されます。

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 現在のミニバンブームが定番化し始めたのは、1990年代半ばといわれます。

 1994年に発売されホンダの経営危機を救ったとも評される初代オデッセイや、1990年に登場したトヨタ「エスティマ」などが当時の新車市場で評価されるとともに、ミニバンは各社が続々と参入する人気カテゴリとなりました。

 ちなみに、エルグランドの初代モデルは「キャラバンエルグランド」と「ホーミーエルグランド」という車名で1997年に発売。

 発売初期は、商用車の「キャラバン」と「ホーミー」の乗用モデルという立ち位置で、当時存在した日産の販売チャネルでそれぞれ売り分けられていたかたちです。

“「最高級新世代1BOX」の提案”をコンセプトに登場した初代エルグランドは、1999年に5万1521台の販売台数を記録し、“元祖高級ミニバン”とも評されました。

 それではここでクイズです。

 3列シートを備え、さらに後席両側スライドドアとセンターピラーレスボディを採用して1982年に発売された、ミニバンの先駆けと評されている日産のクルマは、次のうちどれでしょうか。

【1】プレーリー

【2】バネット

【3】ラフェスタ

【4】パルサーエクサ

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 正解は、【1】の「プレーリー」です。

 プレーリーは、ルーフを高くしたルックスによる居住性の高さや、3列シートの採用、開口部が大きなセンターピラーレスドアによる優れた乗降性など、現在のミニバンの特徴を先取りしたクルマとなっていました。

 しかし、センターピラーレス構造によるボディ剛性の低さや、非力なエンジンといった弱点により、販売台数は低迷。

 その後、モデルチェンジで車名を「プレーリージョイ」や「プレーリーリバティ」、そして「リバティ」と変えつつ歴史を重ね、最終的には【3】の「ラフェスタ」という車名が与えられたミニバンとして、販売されました。

 2020年現在、ラフェスタは新車販売されておらず、日産がラインナップするミニバンはエルグランドと「セレナ」のみです。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

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