間もなく登場新型「タイプR」 その前にタイプRを全力体感!? 走りを学ぶコツとは
ホンダがグローバルで販売する「シビックタイプR」。日本では2020年10月にマイナーチェンジモデルの発売が予定されていますが、発売を前にマイナーチェンジ前モデルに乗るオーナーミーティングがツインリンクもてぎで開催されました。どのようなイベントだったのでしょうか。
ホンダ「シビックタイプR」はFF最速を目指す本格派!
「世界最速FF」を開発コンセプトに掲げて登場した、ホンダの「シビックタイプR(FK8)」。そのオーナー限定のドライビングレッスン形式イベントとなる「シビックタイプRミーティング」が、ツインリンクもてぎにて開催されました。
このイベントは、ツインリンクもてぎと鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドが「Honda Sports Driving Meeting」のプログラムのひとつとして、両サーキットで開催しているものです。
ミーティングという名称ではあるものの、基本的には安全運転技術の向上を目的としたレッスン形式のイベントとなっています。
今回の「シビックタイプRミーティング」は、ホンダの現行車種ラインナップにおいて最高レベルの運動性能を備えるシビックタイプRのパフォーマンスを、安全で楽しく、かつスタイリッシュに体験できるプログラム。
ツインリンクもてぎのアクティブセーフティトレーニングパーク(ASTP)、南コース、そして国際レーシングコースを用いてドライビングレッスンがおこなわれました。
講師役はツインリンクもてぎのASTPスタッフが務めるほか、全日本ツーリングカー選手権(JTC)でシビックを駆り、4度のドライバーズチャンピオンに輝いた岡田秀樹氏、そして現役レーシングドライバーとしてSUPER GTに参戦中の中山友貴選手の2名が特別講師として参加。
各レッスンの目的や気にかけるポイントを事前に解説してくれるほか、レッスン中は各車の走りをチェックし個別にコメントをかけてくれるなど、充実した内容となっています。
今回の参加者は、事前に申し込みをおこなったシビックタイプR(FK8)のオーナーで、全30台。同伴者も含め約40名がツインリンクもてぎの北ゲート近くにあるASTPに集合しました。
開校式では、岡田秀樹氏や中山友貴選手から同イベントの意義についての解説があり、「クルマの高性能化にあわせてドライバーもスキルアップする必要性があること、そしてシビックタイプRのような高性能車の持てる力をいつでも引き出せる運転技術を身につけることは、危機回避能力を高めることにも繋がり安全なクルマ社会を形成することができる」という話がありました。
午前中は、ASTPコースを使用して車両の挙動を理解するトレーニングがおこなわれました。参加者は3グループに分かれ、「スキッドパッド」と「急制動」、そして「コーナリング」を体験。
スキッドパッドでは散水により路面のミュー(摩擦係数)を変化させ、意図的に作り出された滑りやすい路面を走ることで、荷重移動の大切さとスピードコントロールの重要さを学びます。
そして急制動では、フル加速から濡れた路面上にて車両を完全停止させ、参加者の方はハイドロプレーニング発生時における車両の挙動を体験。ABSの重要性を改めて感じていた様子でした。
また中速コーナリングは、パイロンによって設定された単一のカーブを用い、進入時のブレーキングやシフト操作、さらにステアリングを操作するタイミングや操舵量について学ぶプログラム。カーブの内側では中山講師が参加者の走りをチェックし、1台ごとにマイクを使用してコメントしている様子が印象的でした。
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