月極駐車場での無断駐車はどう対応すべき? 警察への通報は適切な行為なのか

月極駐車場を利用していると、無断駐車の被害に遭うことがまれにあります。自分の契約している枠に駐車できず、パニックに陥る人もいるかもしれませんが、どのように対応するのが望ましいのでしょうか。

月極駐車場での無断駐車で警察へ通報するのはOK?

 月極駐車場を利用していると、自分の契約している枠内に知らないクルマが駐車されてしまうことがまれにあります。無断駐車をされた場合、外出先から帰ってきてから自分のクルマを駐めるスペースがないという事態に、パニックになってしまう人もいるかもしれませんが、まずはどのように対応すればよいのでしょうか。

月極駐車場で自分の枠に知らないクルマがいる場合はどう対処すべき?(写真はイメージ)
月極駐車場で自分の枠に知らないクルマがいる場合はどう対処すべき?(写真はイメージ)

 都市部でクルマを所有する場合、自宅の敷地に駐車場が含まれていないことも多く、そうした場合月極駐車場は不可欠といえます。

 月極駐車場で、自分の契約している枠に無断駐車された場合の対処法について、首都圏で駐車場を取り扱う不動産会社のスタッフは次のように話します。

「月極駐車場での無断駐車には、ふたつのパターンが考えられます。

 まず考えられるのは、同じ駐車場の隣の枠を契約しているクルマが、誤った場所に駐車してしまった場合です。もうひとつは、その月極駐車場とはまったく関係ないクルマが無断駐車している場合です。後者の方がより悪質といえます。

 どちらの場合においても、対応としてはふたつで、ひとつは不動産会社へ連絡すること、もうひとつは警察へ連絡することです。

 不動産会社に連絡いただいた場合、駐車場の枠を契約しているクルマのナンバーや車種、ボディカラーの情報がありますので、合致した場合は誤った場所に駐車した契約者に連絡することができます。ただし、殘念ながら連絡がすぐにつながらない場合もあります。

 ただし、まったく関係ないクルマが無断駐車している場合は、不動産会社から連絡することができませんので、その場合はもうひとつの対応である警察への通報、となります」

※ ※ ※

 無断駐車を防ぐ方法としては、駐車枠からクルマが離れる場合に、カラーコーンなどを置いておくことが考えられますが、駐車場の契約内容によってはNGな場合もあるため、事前に確認が必要です。

 また、不動産会社のスタッフによると「不動産会社によっては、お客さまから連絡を頂いた後に、不動産会社から警察へ通報することに応じるところもあります。

 我々も場合によっては通報しますが、私の個人的な経験上、お客さまが直接警察へ通報した方が、警察の初動が早いという印象です。そのため、どちらかといえばお客さまご自身で通報するのがおすすめです」といいます。

 警察が対応にあたれば、無断駐車しているクルマに連絡をとるよう試みてくれます。

 一方、無断駐車の警告の張り紙をするなどして、相手のクルマに触れてしまうと、ボディに傷がつくなどして、相手が有利になってしまうリスクも考えられます。

 相手のクルマを動けなくする行為も、法律で禁止されている民事法の概念「自力救済」にあたります。

 営業時間内であれば不動産会社、そして警察へ連絡するのが望ましいといえるでしょう。また、聞かれてすぐ答えられるよう、クルマのナンバーや車種、ボディカラーなどの情報を控えておくのが賢明です。

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コメント

5件のコメント

  1. これ、月極料金を時間換算にして「金銭的被害が発生した」となれば警察は動けないだろうか?
    つまり、月極料金が3万円としたら、30,000円÷30日÷24時間=1時間あたり41.6円となる。
    実質は42円に切り上げになるが、42円×確認出来た時間数=被害金額となる。
    実害があれば警察も証拠物件を押収しなければならなくなるだろう。
    で、改めて被害金額を少額訴訟で訴えれば、金銭的よりも精神的ダメージを与えられる。
    と思うがどうだろうか?

  2. この場合実際の契約者がその月極駐車場に停められなかったことによって別の時間貸駐車場に停めなければいけなかった分の費用までが損害金額に含まれる判例があったはずです

  3. 契約駐車場への第三者の無断駐車は「住居不法侵入」と同等でしっかり犯罪です。
    警察にナンバーをあわせて通報すれば該当者への連絡などそれなりの対応はしてくれますし、頻発するようならレッカー移動も対応してくれるそうです。
    自分の場合、一度通報したさい警察から本人に警告が行った様で、またその旨のメモをワイパーに挟んでおいたらその後パッタリ無くなりましたよ。

  4. 駐車馬のトラブルは郊外ではあまりないように思うけれど、発生したら厄介。
    直ぐ所有者に連絡つけばよいんだけどね。

    記事のように悪意(わざと)のケースは、本当面倒です。
    犯罪車や本人失踪など車をわざと棄てる例もあるし、巻き込まれると処理に時間と費用がかかるから地主はかわいそう。

    実損害を請求という方法よいけれど、あくまでも民民同士の話しだし、最終的に双方合意がないと落ちつかない。(それか、法的手段通じて債務名義や確定判決とるかなど)

    違法駐車発見したら、警察呼ぶと該当車両の所有者に連絡とってくれますが、所有者情報を教えてくれるということは、個人情報の観点からまずしないですね。
    二度三度と無断駐車された場合、区画図と現況写真持って陸自に行くと駐車場区画賃借人の立場でも車両情報を教えてくれる可能性はあります。
    それか、その場で張り込んで相手を捕まえるか。
    どちらかですかね、ここまでで結構手間です。

    なので、記事写真のようにレッカー移動します。とか罰金○○万円とかって、多少誇張表現してでも、予防線張って無断駐車させない努力をしているのが現実かと思います。

  5. 不動産会社が、ちゃんと管理すべき駐車場の区画を把握していないと、警察に通報は命取りになるよ。

    ある地主が所有する駐車場で、不動産会社が管理している区画と直接地主が管理している区画に分かれていた時に、不動産会社が管理すべき駐車場の区画を把握せずに、不動産会社側の借主に不動産会社がマニュアル通りに警察通報をアドバイスしたおかげで、地主から正式な契約で借りている借主とトラブルになる事もあるので、不動産会社がちゃんと管理物件を把握しているとは限らないので、警察の通報は最終手段にした方が良い。