マセラティ新SUVは「グレカーレ」で決定! マセラティの次なる戦略とは?
本気でマセラティは電動化へ!
MC20に続き、新型SUVであるグレカーレの開発、そして電動化のための新たな戦略「フィルゴーレ」を進めている中心的な役割を果たしているのが、モデナにある「マセラティ・イノベーション・ラボ」である。
●マセラティ・イノベーション・ラボ

マセラティ・イノベーション・ラボでは、デジタル・プロセスの導入により製品開発をより効率化させている一方、初期段階からドライバーを優先した統合的なアプローチを採用するという独自の手法を採用している。
このイノベーション・ラボから誕生した第1号となるMC20においては、車両ダイナミクスの90%以上は、ラボ内の「バーチャル・ビークルダイナミクス開発」と呼ばれる革新的なアプローチによって、バーチャルモデルを用いて開発している。
マセラティの未来を語る場所こそが、イノベーション・ラボなのである。
●フオリセリエ:あらたなカスタマイズプログラム

新たなカスタマイズプログラムが「フオリセリエ」だ。このプログラムではすべてのマセラティをカスタマーの好みに合わせてカスタマイズすることが可能となった。
モデナ本社に新設される新しい「カー・テーラリング」ショップでユニークな体験をする機会が提供される。何千通りもの組み合わせのなかから、3つの基本的なコレクション、「コルセ」、「ユニカ」、「フューチュラ」が用意されている。
このように未来に向けたプロジェクトが進行する一方で、新たなクラシケ・プログラムの提供もスタートしている。モデナから生まれてきたさまざまな名車が復活、または後世に残るように保存されることになるだろう。
モデナで開催されているイベント、「MMXX: Time to be a audacious」では、マセラティ製の新型エンジン「ネットゥーノ」の解剖セッションがおこなわれ、エンジンの細部に至るまで検証することも可能だ。中世の大学での解剖学教室のような演出が、なんとも心憎い。
Writer: VAGUE編集部
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