軽自動車でキャンプってアリ!? ウィズコロナで変化するオートキャンプ事情とは
キャンパーが取るべき感染防止策とは?
オートキャンプの世界にも、“新しい生活様式”に沿った新たなルールが存在しています。
たとえば、団体受付を休止したり、共用のテントや寝具の貸し出しをしばらくは停止するなどの感染防止対策が、各キャンプ場で実施されています。
そこで、オートキャンプ場が講じている感染予防の対策について、前出の堺廣明氏に聞いてみました。
「いまではもう日常になっていますが、キャンプ場でも受付をシールドで覆ったり、受付時の人数を制限し、並ぶ際には間隔を空けるなどの対策をガイドラインとしてまとめています。
とくに管理棟などお客さまが使うところでは、ベンチの間隔を空けたり、炊事場の対面する場所には布をたらすなどの措置を実施しています。
アルコール消毒も常備しており、貸し出し用の小さいボトルを用意しているところもあります。個別のサイト内はこれまでどおり自由に使っていただけますが、場所によっては間隔を空けているところもあります」
日本オートキャンプ協会では、このようなキャンプ場が講じるべき対策を指導すると同時に、キャンパー側に求める感染防止策を発表しています。
●キャンパーが取るべき感染防止策
・県境をまたぐ移動については、キャンプ場のある自治体の指示に従う。
・食材や消耗品などの購入は、できるだけ自宅周辺で済ませる。
・出発前に検温などをおこない健康状態をチェックする。
・キャンプ場に到着する途中(サービスエリア、観光施設など)でも3密状態(密閉・密集・密接)を避けるようにする。
・キャンプ場は日常生活を共にしているメンバーで利用する。
・キャンプ場のチェックインは代表者1人がおこなう。
・キャンプ場では運営者の指示に従い、感染防止に積極的に協力する。
・管理棟、炊事場、トイレなどの屋内施設では3密状態を避けるようにする。
・マスクを持参し、他人との距離を十分とれない恐れがある場合に着用する。マスク着用時は熱中症リスクに注意する。
・消毒用アルコールは引火の危険があるので、特に子供は消毒直後に火に近づかないよう注意する。高温になる車内には保管しない。
3密状態を避けるための工夫のほか、マスク持参や多くとも家族単位での利用を求めている点などは、利用者側のマナーとして注意しておきたいポイントです。
また、消毒用アルコールの取り扱いへの注意は、感染防止策というより、今後キャンプをする際には必ず徹底しておきたい事故防止策といえます。
※ ※ ※
現在は家族、個人を問わず外出を控える風潮にありますが、そんな閉鎖的な状況から脱し、自然のなかで開放感を味わうことができるのがオートキャンプです。「ウィズコロナ時代」だからこそ、やってみるべきレジャーのスタイルといえるかもしれません。
「キャンプとかあまり経験したことないから…」という人は、近場のオートキャンプ場で、日帰りのデイキャンプから始めてみてはいかがでしょうか。
そして、ウイルス感染者を出すことなくキャンプを楽しむためにも、キャンプ場が実施している感染防止策には、積極的に協力しましょう。
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