コロナ禍も10万台販売!? ホンダ「N-BOX」なぜ好調? それでも手放しで喜べない訳

軽自動車で、5年連続販売台数1位を記録するホンダ「N-BOX」。コロナ禍においても、2020年上半期の国内新車市場で唯一の10万台を記録しています。N-BOXは、コロナ禍の影響を受けなかったのでしょうか。

日本イチ売れているN-BOXはコロナ禍でどうだったのか

 日本一売れている軽自動車として、5年連続で販売台数首位に立つのがホンダの「N-BOX」です。コロナ禍においても順位は変動することなく首位を死守していますが、実際にN-BOXは、コロナ禍の影響を受けなかったのでしょうか。

ずーと売れ続けるホンダの「N-BOX」。コロナ禍ではかなりの影響があった!?
ずーと売れ続けるホンダの「N-BOX」。コロナ禍ではかなりの影響があった!?

 世界的な新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各国や地域の市場では軒並み新車販売台数が落ち込んでいます。

 それでも、中国では2020年4月、そのほかの国や地域でも6月くらいからは徐々に回復傾向にあるものの、コロナの第二波や新たな感染症などによる影響が出てくる可能性は否めません。

 また、日本でも緊急事態宣言中の新車市場は、過去1年以内に登場した新型モデルやフルモデルチェンジを除いて、軒並み前年比を大きく割り込むほど落ち込んでいるなど、大きな影響を受けました。

 そのなかでN-BOXは、コロナ禍の影響を確実に受けてはいるものの、コンスタントに月間平均1万5000台を維持しています。

 2020年のN-BOXは、1月に1万8953台、2月に1万9177台、3月に2万2078台と、日本で本格的にコロナが騒がれる直前までは、例年どおりの好調を維持していました。

 しかし、緊急事態宣言が発令された4月には、1万4034台、5月に1万1655台と1万台近くまで大きく落ち込んだものの、6月に1万5557台、直近の7月では1万6222台と、徐々に回復傾向です。

 また、2019年をとおして見るとN-BOXは、11月こそダイハツ「タント」に逆転されていますが、コンスタントに月間約2万台を維持したほか、多い月には約3万台もの台数を記録するほどの人気ぶりを発揮しています。

 このように、N-BOXは長らく軽自動車市場の首位を不動のものにしているため、一見コロナ禍でも安泰の印象を受けますが、実際には通常時とコロナ禍においては、約1万台もの落ち込みがあるのです。

 この1万台という数字は、昨今の登録車販売台数の上位車種1台分で、直近7月では登録車1位のトヨタ「ヤリス」が1万4004台、2位のトヨタ「ライズ」が1万2283台、3位のトヨタ「カローラ」の1万994台に並ぶほどの台数が減少したことになります。

 それでも、2020年上半期(1月から6月)の販売台数で、N-BOXは10万1454台を記録し、軽自動車2位のスズキ「スペーシア」の6万5323台、登録車1位のライズの5万8492台を大きく上回る形となりました。

 コロナ禍でのN-BOXの販売動向について、ホンダの販売店スタッフは次のように話します。

「N-BOXは軽ワゴンのなかでも広い室内空間や、それにともなうシートアレンジのバリエーションといった日常での使い勝手、安全機能『Honda SENSING』を全車標準装備している点などが、ファミリー層や高齢層を中心に好評です。

 また、軽自動車といえども走行性能や燃費性能も評価されているほか、若年層からは『Custom』モデルのデザインを好まれるなど、幅広いお客さまに支持されています。

 最近では、お陰様で『軽自動車=N-BOX』といえるほど認知頂いていることもあり、軽自動車を検討される際に『まずはN-BOXを見てみよう』という新規のお客さまもいます。

 ただし、緊急事態宣言中は外出自粛の影響もあり、販売店にお越しになられる総体数が減ったことや、ご契約されたお客さまによっては、数日間とはいえ生産工場が稼働を停止した影響もあり納車の時期に影響があったと思います」

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 このように、販売台数の順位としては首位を死守しているN-BOXですが、実際の販売台数はコロナ禍の影響を大きく受けていたようです。

 それでも、2020年6月、7月と回復の兆しが見えており、従来の販売台数に戻りつつありますが、コロナ禍による経済不安は計り知れないため、今後もN-BOXの動向から目が離せません。

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