いすゞだけじゃない!? 名門ロータスが手掛けた車5選

F1を始めモータースポーツの世界で名を馳せ、数多くのスポーツカーを輩出してきたロータスは、スーパーカーブームの頃に日本でも知られる存在になりました。また、ロータスはエンジニアリング会社という一面もあり、他メーカーのクルマにも技術を提供しています。そこで、これまでロータスが手掛けたクルマのなかから、5車種ピックアップして紹介します。

ロータスの技術が生かされたクルマたち

 イギリスを代表するスポーツカーメーカーのロータスは、イギリス人天才技術者のコーリン・チャップマンが、バックヤードビルダー(裏庭でクルマの製作やチューニングをおこなう)を経て創業しました。

名門ロータスが手掛けたクルマたち
名門ロータスが手掛けたクルマたち

 F1を始めさまざまなレースで優秀な成績を収めていたロータスは、その技術力をフィードバックした高性能なスポーツカーを数多く輩出。

 日本では、漫画の「サーキットの狼」に登場する主人公の風吹裕矢が駆るロータス「ヨーロッパ」や、同作品に端を発した「スーパーカーブーム」によって、1970年代に広く知られるようになりました。

 このロータスは自動車メーカーであると同時に、エンジニアリング会社としての一面もあり、これまでさまざまなメーカーの自動車開発に技術を提供しており、国産メーカーではいすゞが代表的な存在です。

 そこで、これまでロータスが手掛けたクルマのなかから、5車種ピックアップして紹介します。

●いすゞ「ピアッツァ ハンドリングバイロータス」

国産車でロータスといえば「ピアッツァ ハンドリングバイロータス」
国産車でロータスといえば「ピアッツァ ハンドリングバイロータス」

 いすゞの高級スペシャリティカーである「117クーペ」の後継車として開発された「ピアッツァ」は、1981年に初代が誕生。

 ボディは117クーペに続いて巨匠ジョルジェット・ジウジアーロによるデザインで、セミリトラクタブルヘッドライトが特徴的な、全体的に丸みを帯びたスタイリッシュなフォルムの3ドアハッチバッククーペです。

 エンジンは当初から2リッター直列4気筒DOHCが設定されるなど、いすゞのフラッグシップにふさわしい走りを実現。

 1985年にはドイツのチューナーであるイルムシャーが監修した「ピアッツァ イルムシャー」を発売しヒットします。

 そこで、いすゞは次の一手として当時同じくGMの傘下だったロータスと提携して、足まわりのチューニングをおこなった「ピアッツア ハンドリングバイロータス」を発売すると、こちらもヒットを記録。

 MOMO製ステアリングやBBS製ホイールなど海外ブランドのパーツが装着されるなど、内外装も専用にコーディネートされています。

 この、ロータスとのコラボは「ジェミニ」やSUVの「ビッグホーン」でもおこなわれ、どれも人気を博し、いすゞのブランドイメージに大きく貢献しました。

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●ヴォクスホール「ロータス カールトン」

超高性能な直6ツインターボエンジンを搭載した「ロータス カールトン」
超高性能な直6ツインターボエンジンを搭載した「ロータス カールトン」

 前述のとおり1980年代にロータスはGMの傘下で、同じくドイツのオペルとイギリスの老舗メーカーであるヴォクスホールもGMの傘下に収まっていました。

 このヴォクスホールが1987年から販売していたミドルクラスのFRセダン「カールトン」(オペルブランドでは「オメガ」)をベースに、ロータスがチューニングしたのが、ヴォクスホール「ロータス カールトン」です。

 1991年年にデビューしたロータス カールトンが搭載したエンジンは、ギャレット製ターボチャージャーが2基装着された3.6リッター直列6気筒DOHCツインターボで、ロータスのチューニングにより最高出力382馬力を誇りました。

 トランスミッションは6速MTで、これは後述のシボレー「コルベット ZR-1」と同じギアボックスを採用していたといいます。

 外観では前後のバンパーが専用デザインで、とくにフロントは各冷却系を効率よく冷やすために開口部が大きく開けられ、サイドステップ、オーバーフェンダー、大型のリアスポイラーが装着され、迫力あるルックスを演出。

 さらに17インチホイール、AP製4ピストンフロントキャリパー、専用チューニングされたマルチリンクサスペンションにより、優れた運動性能を発揮します。

 フロントとサイドには伝統的なロータスのエンブレムが装着され、あくまでもロータスのモデルという位置づけでした。

●シボレー「コルベット ZR-1」

シリーズで唯一のDOHCエンジンを搭載した「コルベット ZR-1」
シリーズで唯一のDOHCエンジンを搭載した「コルベット ZR-1」

 ロータスは、グループ内のブランドであるシボレーから、特別なエンジンの設計、開発を受託しました。

 それが、1983年に発売された4代目「コルベット」の最強グレードである「コルベット ZR-1」の「LT5型」エンジンです。

 コルベット ZR-1は1989年に発売され、オールアルミ化された5.7リッターV型8気筒DOHCエンジンは、最高出力375馬力を絞り出し、6速MTと組み合わされ、最高速度は289.5km/h、0-400m発進加速タイムは12.2秒と、スーパーカーといえる性能を獲得。

 ボディもサイズアップしたタイヤを収めるためにリアフェンダーが拡大されるなど、スタンダードモデルと差別化されています。

 コルベット生誕40周年を迎えた1993年にはアニバーサリーモデルも登場し、さらにチューニングされたZR-1は405馬力までパワーアップ。

 1995年にコルベット ZR-1は生産を終えましたが、歴代コルベットでDOHCエンジンを搭載したのは唯一ZR-1だけで、リアミッドシップとなった最新モデルでもOHVエンジンを搭載しています。

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コメント

1件のコメント

  1. 確かセリカXX ga61もハンドリングにロータスが関わっていたようですね。