「ちょうどイイ?」 ホンダeが実現する「街中ベスト」なEVライフとは
居心地の良いスモールオフィスとしても使えそう!?
ホンダeの第三の特徴は、先進的なテクノロジーと使いやすさを両立させた室内空間です。「水平基調」は近年のクルマのインテリアのトレンドですが、ホンダeは完全に水平なウッド調パネルがインパネの左右に広がり、その向こうに5スクリーンが水平に配置されている、未来感あふれるデザインとなっています。
量産車として標準装備される世界初のサイドカメラミラーシステムのモニターを左右に配置。ドライバーの眼前のメータースクリーンは、運転に集中するようシンプルなデザインになっています。そしてセンターと助手席側に、12.3インチのHonda CONNECTディスプレーが2画面並んでいます。
この12.3インチスクリーンには、それぞれナビ画面や車両の状態、オーディオなどを表示することができ、HDMI端子で外部デバイスから動画を移すことも可能。ふたつの画面はワンタッチで入れ替えができ、そしてマルチタスクに対応しているのが強みです。
ドライブ中に、ドライバー側のスクリーンには車両の状態を表示しておいて、助手席の人がナビを操作することも可能なほか、ドライバー側にナビを表示して助手席側ではオーディオや動画を楽しむ、といった使い方も可能です。
さらに車内Wi-Fiも用意されているので、ドライバー以外の同乗者が走行中にインターネットの動画を楽しむこともできます。
出先で30分の急速充電している間の暇つぶしもできるし、停車中に仕事のやりとりも可能というわけです。
とくに「3密」を避けたライフスタイルが推奨されている昨今では、リビングルームのように落ち着いた雰囲気の車内空間をスモールオフィスとして活用できるのは嬉しいところです。
なお車内Wi-Fiを使うには、Honda Total Careへの加入が必要ですが、最初の1年間はデータ通信料は無料で、以降の年間料金も、まだ発表前なので書けませんが、びっくりするほど安価な設定になりそうです。
逆に、これだけデジタル満載で多機能だと、デジモノが苦手な人は躊躇してしまうかもしれません。
実際、なんでもかんでもデジタルのタッチスクリーンで操作するのは最近のトレンドですが、どこに何の機能があるのか分かりにくいクルマも多かったりします。
しかしホンダeではエアコン操作は独立した物理スイッチとなっていたり、インフォテインメント機能でよく使う「ホーム」ボタンは物理スイッチとしているなど、何でもデザイン優先にするのではなく、「使い勝手」をよく研究しているのもホンダeの特徴のひとつといえるでしょう。
理想のシティコミューターとしてのEVの在り方を突きつめて、シンプルさと先進機能を上手に両立させたホンダe。
職場まで数十km以内の人なら、デイリーカーしてはもちろん、たまの遠出でも十分快適に走れるので、ファーストカーとしての採用もアリではないでしょうか。企業などの営業車としてもポテンシャルを発揮してくれそうです。
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