また中国がパクリ!? 中国版「Gクラス」が単なるパクリとは言えない複雑な事情
「これはパクリだ…!」といっていいのだろうか?
BJ80のデザインは明らかにGクラスと似ている(フロントマスクはジープ「チェロキー」)といって差し支えないでしょう。
では、単に北京汽車がメルセデス・ベンツをパクったといってよいのでしょうか。しかし、そこには少々複雑な事情があるようです。
中国では、原則として中国国内で自動車を生産し販売するためには、 現地企業と合弁企業を設立する必要があります。
海外生産のクルマを輸入車として販売すると、高額な関税が上乗せされてしまうため、超高級車をのぞいてほとんどのメーカーは現地企業と合弁企業を設立。例えば、トヨタであれば第一汽車や広州汽車、日産であれば東風汽車とパートナーシップを結んでいます。
こういった政策をとることは発展途中の新興国では珍しくありません。国内の産業を守りつつ、なおかつ海外の技術をとりこむためには外資系企業の進出を無制限にしてしまうわけにはいきません。
一方の外資系企業側も技術流出の恐れはある一方で、やはり新車販売台数世界一の中国市場は魅力的です。そういったメリットとデメリットを天秤にかけた結果、多くの外資系企業が中国国内で合弁企業を設立しているのです。
では、メルセデス・ベンツはどの企業と合弁企業を設立しているのでしょうか。それはなんとBJ80を販売している北京汽車なのです。
メルセデス・ベンツの親会社であるダイムラーグループと北京汽車グループの関係は深く、2003年に業務提携を開始し、2005年に合弁企業の北京ベンツ汽車を設立、その後、「Cクラス」や「Eクラス」、「GLA」といって人気車種の現地生産をおこなっています。
さらに2019年には北京汽車グループがダイムラーグループの株式の5%を取得、議決権を獲得しています。ちなみに、ダイムラーグループの筆頭株主は、吉利汽車創業者であり吉利・ホールディング・グループ会長である李書福氏です。同社はボルボ・カーズの親会社でもあります。
このことから、北京汽車とメルセデス・ベンツは「アカの他人」ではないということがわかります。これは推測の域を出ませんが、両者の提携交渉のなかで、BJ80のようなクルマを発売することを合意している可能性もあります。
とはいえ、プレミアムブランドを代表する存在であるメルセデス・ベンツからすれば、BJ80は歓迎できるものではないでしょう。
しかし、もし北京汽車と合弁が解消すれば、メルセデス・ベンツは稼ぎ頭の中国市場を失うことになります。そうなると、BJ80が気になる存在であったとしても、黙認する方がメリットがあるといえます。
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中国のモーターショーなどを見ると、たしかにどこかで見たことのあるようなクルマに遭遇することが少なくありません。
しかし、デザインが似通うのにはさまざまな背景があります。もちろん、悪質なコピーもなかにはありますが、多くの場合、メリットやデメリットを天秤にかけた結果、両者が合意、あるいは少なくとも承知した上で黙認しているというケースが多いようです。
それほどまでに、中国市場が世界の自動車産業に与える影響は大きいということでしょう。
キチガイが垂れ流した糞記事。
君ら車のニュースが信者のトヨタに対して使えない言葉なら中国車に関してもパクリなんて言い放つんじゃないよ。
その感覚なら作曲の世界なんてパクリだらけだろ?
水戸黄門にメリーさんの羊?なんてメロディーの走りは同じだぞ
案の定、コメント欄は引きこもり糞ネット野郎しかいなくて糞&糞
パクリはいつまでも2流メーカー!! 情け無い!