月1回は要確認! でも意外と知らない? 車のタイヤ空気圧のチェック方法とは

操作方法さえわかれば意外とかんたんに補充が可能

 では、実際にタイヤの空気圧を自分でチェックする方法をご紹介します。この作業で必要になるのは「エアゲージ」と呼ばれる空気圧測定器です。これはカー用品店や通販などで入手できます。

 手順は自転車の空気入れと似ています。ホイールの1か所にあるタイヤのエアバルブ(たいていは黒いキャップが付いています)を緩め、エアゲージを差し込むだけです。この数値が適正範囲内であれば空気圧は十分ということです。

タイヤの空気入れの例
タイヤの空気入れの例

 では適正値を下回っていたり上回っている場合はどうすればいいのでしょうか。

 自宅にエアコンプレッサーなどがあれば別ですが、多くの人の場合はガソリンスタンドや、整備工場、カー用品店などに設置されている専用機材を使用することになります。

 ここではセルフ式ガソリンスタンドで、自分で作業する必要がある場合をご紹介します。

 タイヤ用の空気充填機は大きく分けて3種類あります。大きなゲージが上部に付いた持ち運び可能な「タンク型」と、給油機と同じように固定されたデジタルメーター式とダイヤル式(アナログメーター)の2種類の「据え置き型」があります。

 まず最初に、チェックした時と同様にエアバルブを緩め、空気充填機のノズルを押し当てます。

 次に、持ち運び可能なタンク型の場合は、指定空気圧よりも低い場合はプラスを、高い場合はマイナスを押して、適正になるように補充します。

 ちなみに「据え置き型」のデジタルメーター式は、補充が終われば終了表示が出ます。ダイヤル式はエア注入中の音が鳴り止めば補充完了です。あとはバルブを閉めてキャップをかぶせれば作業は終了します。

 ちなみにセルフ式スタンドは無人に見えても必ずスタッフが常駐しています。充填機を使いたい、使い方がよくわからないなどの場合は、お店のスタッフに声をかけて聞いてみてください。

※ ※ ※

 タイヤの空気圧チェックの際、、もうひとつ忘れないでいただきたいことがあります。それはスペアタイヤの空気圧チェックです。

「皆さん忘れがちですが、緊急時以外使わない装備だからこそ、いざというときに使える状態にしておくことが大切な装備がスペアタイヤです。たいていは通常のタイヤより細く指定空気圧は高めになっていると思います。

 普段、取り出したりしない装備だからこそ、エアが自然に抜けてしまい不足しているケースも考えられます。ラゲッジスペース奥などから取り出す手間は少しかかりますが、忘れずにチェック&補充しておいていただきたいですね」(タイヤ専門店の店長)

 なお、空気の代わりに窒素ガスをタイヤに注入する有料サービスがあります。この窒素を注入するメリットは、空気よりも漏れにくく、水分を含まないので温度上昇による変化が少なく、タイヤの内側を痛めにくい性質を持っていることです。

 空気圧にシビアな環境のレースカーや航空機にも使用されており、空気が抜けにくいことからチェックする回数を減らせるメリットはあります。しかし、交換しても劇的な変化を感じにくい部分ですので、気になる人以外は通常の空気でも十分です。

【画像】タイヤの空気入れ、機械は「タンク型」と「据え置き型」があるので画像で確認する!(10枚)

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