Jeep「ラングラー」にV8モデルが復活! ハイブリッドが当たり前の時代になぜ?

2020年7月13日、Jeepが「ラングラー・ルビコン392コンセプト」を発表。トピックは、6.4リッターのV型8気筒エンジンを搭載したことだ。EV化やエンジンのダウンサイジングが常識となっているいま、どうしてV8エンジン搭載モデルのコンセプトカーを発表したのだろうか。

オフロードの走破性は、もはや向かうところ敵なし!?

 450psのパワーを手に入れ、オンロードでも俊足な性能を手に入れたラングラー・ルビコン392コンセプトだが、その本領が発揮されるのはやはりオフロードである。

V型8気筒エンジンを搭載した「ラングラー・ルビコン392コンセプト」
V型8気筒エンジンを搭載した「ラングラー・ルビコン392コンセプト」

 ラングラー・ルビコン392コンセプトには、必要に応じて任意で後輪のみ、または前後輪両方のディファレンシャルを直結状態にできる前後輪ディファレンシャルロックを採用。ディファレンシャルを内蔵する前後アクスルには、第3世代となるDana社製の「Dana44」アクスルが採用さている。

 また、タイヤは空気圧を下げて接地面積を増やすことも想定した37インチのマッドテレインタイヤを装着。ビードが落ちてしまわないように17インチのビードロックホイールも備わっている。

 これにJeepパフォーマンスパーツの2インチリフトキットが組み合わされ、アプローチアングル51.6度、ランプブレークオーバーアングル29.5度、デパーチャーアングル40.1度を実現している。

* * *

 ラングラー・ルビコン392コンセプトの圧倒的な走破性の高さはもちろんだが、やはりもっとも注目されるのは、内外の特徴的なカスタムデザインだろう。

 インテリアは、「レッドロック」と呼ぶカラーのレザーにゴールドステッチが施されたシートとパフォーマンスステアリングを採用。

 外観は牽引フックやバッジ、スプリング、ショック、ホイールをブロンズカラーにしてアクセントとしており、強力なV型8気筒エンジンが搭載されていることをアピールするかのようにエアインテークを備えたパフォーマンスフードと、カスタムハーフドアが強烈な印象を見るものに与える。

 ラングラーをカスタムして楽しむオーナーが多いが、ラングラー・ルビコン392コンセプトの洗練されたカスタムは、そうしたカスタム好きの人にとって参考となるに違いない。

 また、このコンセプトの反響がよく、市販化を求めるファンが本当に多ければ、市販されるのも夢ではないかもしれない。

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Writer: VAGUE編集部

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