新型「ゴルフ8」は いつ日本上陸? 2020年後半にやってくるVW車を予想してみた

もうまもなくコンパクトSUV「Tロック」が上陸予定

●コンパクト・クーペSUV「Tロック」は7月中に上陸する

 2020年の日本におけるフォルクスワーゲンは、「SUV推し」になりそうだ。2020年1月に発売されたコンパクトSUV「T-Cross(Tクロス)」は、「T(てぃー)さいSUV」というキャッチコピーで日本でもヒット、2020年上半期の外国メーカー車モデル別新車登録台数順位でも4位の4865台という数字を残している。

 そのTクロスの兄貴分となるコンパクトSUVが「T-Roc(Tロック)」だ。

VWのニューモデル「Tロック」はもうまもなく日本上陸予定だ
VWのニューモデル「Tロック」はもうまもなく日本上陸予定だ

 Tロックは全長4240mm×全幅1825mm×全高1590mm、ホイールベース2590mmというボディサイズ。VWのSUVラインナップでは、Tクロスとティグアンの中間という位置づけになる。ちなみにTクロスの全長は4115mm、ティグアンの全長は4500mmだ。

 アウディ「Q2」のようになだらかなルーフラインを持つ、いま世界的にも人気があるクーペSUVのようなデザインが特徴だ。ただしデザインだけではなく、VWモデルらしく実用性も兼ね備えるクロスオーバーモデルで、全長4.2mというサイズ感は日本の道にも合うため、人気が出そうだ。

 当初は2リッター直列4気筒ディーゼルターボ「TDI」モデルのみが導入される予定で、駆動方式は前輪駆動(FF)のみとなりそうだ。

 日本ではもうまもなく発表される予定で、ベースグレードの車両価格は、およそ380万円あたりからになると予想する。

●フルEV「ID.3」の日本上陸は2022年あたりになりそうだ

 2019年9月に開催されたフランクフルトモーターショー(IAA)で世界初公開され、2020年6月から納車がはじまったVWのフルEV「ID.3」。

欧州では2020年6月に納車が開始されたVWのフルEV「ID.3」
欧州では2020年6月に納車が開始されたVWのフルEV「ID.3」

 まず最初に納車されるのは特別限定モデル「ID.3 1st」。このモデルは58kWhのバッテリー容量を持ち、WLTPモードで約420kmの航続距離となる。電気モーターは最高出力150kW(約204ps)、最大トルク310Nmを発生、0-60km/h加速は3.4秒、最高速度は180km/h(リミッター)というパフォーマンスを誇る。

 このID.3 1stの現地価格は4万ユーロ(約485万円)からとなっている。

 全長4261mm×全幅1809mm×全高1552mm、ホイールベースは2765mmという、現行ゴルフと同じようなボディサイズのモデルとなるが、このモデルの日本導入はまだ進んでおらず、導入されるとしても再来年の2022年になりそうだ。

 2020年末に北米や中国、欧州で製造・販売される予定のSUVタイプのフルEV「ID.4」についても、日本導入は時期を含め未定(VGJ広報部)とのこと。いずれにせよ、フルEV「ID.」の日本導入はまだ決まっていないという。

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