北米や欧州で大ヒットの偉業! 海外で人気となった日本車5選

日本で人気の軽自動車がアメリカでもヒットした!?

●ホンダ「シビック」

アメリカにおけるエコカーの代名詞的存在のホンダ「シビック CVCC」(北米仕様)
アメリカにおけるエコカーの代名詞的存在のホンダ「シビック CVCC」(北米仕様)

 1972年にホンダは、新発想のコンパクトカーの初代「シビック」を発売しました。ボディの四隅にタイヤを配置して広い室内空間を実現し、前後を切り詰めたデザインによる斬新な大衆車として大ヒットします。

 そして、排出ガス規制の強化が進むなか、1973年にホンダが開発したCVCCエンジンは、パスすることが不可能とまでいわれていた、アメリカの排出ガス規制、通称「マスキー法」の規制値を世界で最初にクリアしました。

 当時は、排出ガスの浄化に複雑なシステムが必要といわれていましたが、排出ガス対策をエンジン本体の改良だけで実現したことは快挙でした。

 こうしてCVCCエンジンを搭載したシビックは、1974年にアメリカへ輸出されると、燃費がよくクリーンなクルマとしてヒットします。

 シビックはすでに1973年にアメリカに上陸していましたが、アメリカのビッグ3がつくる巨大なボディと大排気量のクルマとは対極にあり、最初は人気が出ませんでした。

 しかし、折しも第1次オイルショックが起こったためシビックへ注目が集まり、ヒットにつながったのです。

 それまでオートバイメーカーとして有名だったホンダが、自動車メーカーとして認められる存在になり、シビック=エコカーというイメージが定着し、ホンダの本格的な北米進出の足がかりとなりなりました。

 その後、シビックの販売は北米市場がメインとなり、いまも「アコード」や「CR-V」と並んで高い人気を誇っています。

●スズキ「ジムニー」

コンパクトなクロカン4WD車として欧米で大ヒットしたスズキ「サムライ」(イギリス仕様)
コンパクトなクロカン4WD車として欧米で大ヒットしたスズキ「サムライ」(イギリス仕様)

 現在、軽自動車で唯一無二のクロスカントリー4WD車であるスズキ「ジムニー」は、2代目から本格的な海外進出を果たしました。

 1985年にスズキ「サムライ」と名付けられ、北米や欧州に輸出が始まり、それまで見たことがないコンパクトなクロスカントリー4WD車として注目されます。

 なかでも、アウトドアレジャーが盛んなアメリカで、若者を中心に大ヒットを記録。前述のロードスターのように、高校生や大学生が乗るクルマとして人気となりました。

 フレームや車体はジムニーと共通ですが、エンジンは1.3リッターを搭載し、後に「ジムニー1300」としても販売され、現在の「ジムニーシエラ」の元祖といえるモデルです。

 こうして高い人気を誇っていたサムライですが、1980年代の終わりに「転倒事故が多い」と告発され、リコール騒動にまで発展。

 結局、サムライに構造上の欠陥は無く、路面状況や運転方法が原因の転倒と証明され、事なきを得ましたが、安全規制の強化などがあり1995年には北米市場から撤退してしまいました。

 その後もジムニーは欧州やインド、南米などで販売され、現行モデルは開発当初から左ハンドル仕様が設定されるなど、海外でも再び注目されています。

※ ※ ※

 いまでは、世界中で販売されている日本車ですが、これまで順風満帆だったわけではありません。とくにアメリカ市場では、初期の日本車は性能や居住性など酷評されてしまいました。

 その流れを変えたのが日産3代目「ブルーバード」といわれています。

 3代目ブルーバードはダットサン「510」の名で1967年にアメリカに上陸し、高性能ながら安価な価格で大ヒットを記録。それまでの日本車のイメージを完全に払拭しました。

 このブルーバードの成功があってこそフェアレディZのヒットがあり、そして日本車の海外進出の礎になったということです。

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