ポルシェ「カイエンGTS」が、V8に戻ってラインナップ!

SUVでも、スポーツカー並みの動力性能を秘めたカイエンGTS

 カイエンGTSのシャシは、横方向のダイナミクスをきわめて優れたレベルに仕上げられるよう、理想的な状態にセッティングされている。

 標準仕様のスチールスプリングサスペンションは車高を20mm低くするとともに、非常にスポーティなダンパーコントロールを実現するアクティブ制御のポルシェアクティブサスペンションマネージメント(PASM)が搭載されている。

ポルシェ・カイエンGTS(右)とポルシェ・カイエンGTSクーペ(左)
ポルシェ・カイエンGTS(右)とポルシェ・カイエンGTSクーペ(左)

 このほか、ポルシェトルクベクトリングプラス(PTV Plus)も標準装備。標準仕様の21インチのRSスパイダーデザインホイール、鋳鉄製大径ブレーキ(フロント390x38mm、リア358x28mm)、さらにはレッドでカラーリングされたブレーキキャリパーにより、この新型カイエンGTSモデルはSUVセグメントに属しながらも真のスポーツカーに匹敵する俊敏性と瞬発力をもっていることが伺える。

 さらに制動性能を高めたい場合は、タングステンカーバイドのコーティングが施してあるポルシェサーフィスコーテッドブレーキ(PSCB)に加え、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)などのオプションも用意されている。

 このほかにも、車高を10mmローダウンする3チャンバーエアサスペンション、リアアクスルステアリング、さらにはアクティブ制御のロール抑制システムであるポルシェダイナミックシャシーコントロールシステム(PDCC)などがオプションとして用意されている。

●GTSの個性を演出する各種のアクセントを標準装備

 標準装備のスポーツデザインパッケージは、ブラックでカラーリングされた数々のアクセントによって唯一無二の外観を演出している。

 新型カイエンGTSは、サテングロスブラックの21インチRSスパイダーデザインホイールを標準装備とするほか、ポルシェダイナミックライトシステム(PDLS)を搭載したLEDヘッドライトおよびLEDテールライトバーに対し、ダークカラーのティンテッド加工が施してある。

 さらに、フロントのエアインテーク、サイドウインドウトリム、スポーツエグゾーストシステムのテールパイプ、リアのモデル名とポルシェロゴは、全てがブラックで統一されている。

 インテリアでは、ルーフライニング、シートのセンターパネル、センターコンソールアームレスト、ドアに採用されているアルカンターラや、ダークブラッシュド仕上げのアルミニウムといった高品質な素材が採用されているため、カイエンGTSモデルのスポーティかつエレガントな個性が、インテリアにも貫かれていることがわかる。

 標準装備される8-wayスポーツシートは、ダイナミックなコーナリングをする際、高さのあるサイドボルスターがドライバーの体を最適にサポート。このシートは新型GTSモデルのために専用設計されたものである。

 その他のカイエンと同様に、日本仕様のカイエンGTSはアダプティブクルーズコントロール、レーンチェンジアシスト、サラウンドビュー付パークアシスト、コンフォートアクセスなどなど日本以外のマーケットではオプションとなる多くの装備が標準で搭載されている。

●ポルシェ新型カイエンGTS車両価格

カイエンGTS(右ハンドル):1682万円(消費税込)
カイエンGTSクーペ(右ハンドル):1752万円(消費税込)

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Writer: VAGUE編集部

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