フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティとコラボレーションしたクールな腕時計3選

モータースポーツから生まれた、ランボルギーニとのコラボウォッチがオシャレ過ぎる!

 腕時計とクルマは、密接な関係をもっているが、それはモータースポーツを積極的にサポートする時計メーカーの存在からも窺い知ることができる。

 たとえばヒストリックカー・イベントにはショパール、F1にはリシャール・ミル、レーシング・メーカーにはTAGホイヤー……などなど。2009年に始まったランボルギーニのワンメイクレースである「スーパートロフェオ」には、ブランパンがサポートをおこなっていた。

●BLANCPAIN:L-Evolution R Split-Seconds Flyback Chronograph Large Date

ブランパン「L-エボリューションRスプリットセコンド・フライバック・クロノグラフ・ラージデイト」
ブランパン「L-エボリューションRスプリットセコンド・フライバック・クロノグラフ・ラージデイト」

「ランボルギーニ・スーパートロフェオ」は、ヨーロッパ、北米、アジアの各地域で開催され、「プロ」「プロアマ」「アマチュア」「ランボルギーニカップ」の4つのクラスで争われる。シーズンのラストには、各地域で勝ち上がってきたファイナリストたちによって、ワールドファイナルが開催されるワンメイクレースだ。

 このレースのサポートをおこなっていたのがブランパンである。こうした関係から生まれたのが、「L-エボリューションRスプリットセコンド・フライバック・クロノグラフ・ラージデイト」である。

 ブランパンとランボルギーニとがコラボしたこのウォッチには、文字盤はおろかケースバックにもランボルギーニの文字やファイティングブルの姿は一切ない。しかし、ランボルギーニファンが見れば誰でも分かる、ランボルギーニのエッセンスがこれでもかと散りばめられている点が、マニア心をくすぐる1本なのだ。

 文字盤に採用されているカーボンファイバーは、ランボルギーニが近年特に力を注いでいる素材であり、カーボン地がレーシーな雰囲気を醸し出している。そして、文字盤の「9」と「12」の数字の書体は、いうまでもなくランボルギーニがレーシングカーなどで頻繁に使うのと同じタイポグラフィが用いられている。

 さらにベルトにはアルカンターラが用いられ、赤いステッチでカーボンがハニカム状にインサートされている。ハニカム(六角形)は、ランボルギーニがクルマの内外装のデザインに幾度となく使っているモチーフであることは、ランボルギーニファンならば周知の事実である。

 時計について少しだけ説明しておくと、2本のクロノグラフ針を装備した「スプリット・セコンド・クロノグラフ」と、その操作を帰零することなしに再スタートができる「リ・スターティング・フライバック」機能を併せもっていることが特徴となる。

 発売当時の価格は、586万4400円。メルセデス・ベンツやBMWのエントリーモデルが余裕で購入できるプライスであった。

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