新型コロナのリスクは駐車場やGSにも!? 車移動時にやるべきコロナ感染対策とは

「密」に該当する!? 多人数乗車時に気をつけたいポイントとは

 店内飲食での感染リスクを回避するためにテイクアウトを利用することも増えていますが、ドライブスルーは注文時にマイクで非対面対応でき、受け取りを待つ間もほかの人と密接しない車内で待つことができ安心して利用できます。

 気を付けるタイミングは、スタッフから商品を受け取るタイミングです。

 筆者(HAMATARO)は、通常時はなるべく受け渡し口に近い位置に車を寄せるように心がけていますが、スタッフとの距離が近く、密接する場合があります。

 そのため、対策としては手が届く範囲で受け渡し口から離れてクルマを停めるように心がけましょう。また、併せて商品を受け渡されるまでは、受け取る側の窓を閉めておくとさらに安心です。

ドライブスルー利用時にも注意したいポイントとは
ドライブスルー利用時にも注意したいポイントとは

 そして、カーシェアリングやレンタカーを利用する際に注意したいことについても見ていきます。

 カーシェアリングやレンタカーの利用は、電車・バスなどと違い、ほかの乗客との密接を避けることができるため、感染防止には効果が期待できます。

 ただ、不特定多数のドライバーが利用するため、ドアノブ、キー、ハンドル、シフトノブ、サイドブレーキレバー、ウインカーレバーなどは利用する前には消毒しておくとより安心できます。

 ただ、筆者が実際にカーシェアリングやレンタカーを利用してみると、座席の調整レバーやルームミラー、カーナビやオーディオの操作パネル、シートベルト、給油口のノブなどいろいろなパーツを触っていることがわかり、手で触る部分すべてを消毒することは難しいことといえます。

 レンタカー会社によっては、貸し渡し前に消毒サービスをしている会社もあり、より安心して利用できますが、基本的にはカーシェアリングやレンタカーを利用後は、公共交通機関を利用した後と同様に、「手指消毒用アルコール」で手を消毒すると良いでしょう。

 なお、「手指消毒用アルコール」は引火性のあるアルコールを含みますので、車内に置きっぱなしにしておくと、車内の状況によっては車両火災の原因となる場合があります。利用する「手指消毒用アルコール」の注意書きをよく読み、車内に放置せず常に持ち歩くように心がけてください。

※ ※ ※

 ほかの人と乗合でクルマを利用する際には、離れた席に座るようにして乗員同氏の距離をとるのが望ましいです。ただし、乗員同士の距離が取れないため、クルマはなるべくひとりで利用するのが良いでしょう。

 また、窓を開けることで空気中に飛散したウイルスを含んだ飛沫などが車外へ放出されやすくなることから、常に2か所以上の窓を少し開けて換気するように心がけましょう。窓が4つのクルマの場合、前後で対角に窓を数センチ開けておくと効果的といわれています。

 もし豪雨等で窓を開けるのが困難な場合は、エアコンのモードを内気循環モードではなく、外気導入モードに切り替えて置くと、換気ができるのでおススメです。

 もちろん、窓開けと外気導入モード併用すると、なお効果的です。花粉症で窓を開けたくないドライバーは、花粉を除去できる効果を備えたエアコンフィルターに交換することで、外気導入モードでも花粉の車内への侵入は低減できます。

※ ※ ※

 現時点(2020年4月中旬)では、スーパー、駐車場、ドライブスルーでクラスターが発生した事例は確認できていません。ただ、感染源不明の感染者が増加し、スーパーやコンビニ、ファストフードのスタッフが感染した事例は発生しています。また、高速道路料金所のスタッフなども感染し、料金所が封鎖されている事例も発生しています。

 今回紹介した注意項目をすべて実行することはできないかもしれませんが、「手指消毒用アルコール」をこまめに使用することを心がけたり、高速道路や有料道路を利用する前にETCが使用できるように準備確認したりすることで、クルマを利用する際の感染リスクを低減させることができるでしょう。

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