安全か? 利用者間で使う「カーシェア」のコロナ対策は? 大手各社の消毒事情で違いも

マイカーを持っていない人が3密を避けて移動する手段として、カーシェアリングサービスがあります。しかし、車内の消毒の徹底具合については、事業者で違いがあるようです。果たして、消毒が念入りにおこなわれている事業者はどこなのでしょうか。また、コロナウイルスから自衛する方法には、どのようなものがあるのでしょうか。

次亜塩素酸水のスプレーボトルを車載する事業者も

 クルマを持っていない人にとって、カーシェアリングは3密を避けることができ、感染リスクが低い心強い移動手段です。しかし気になるのは、車内の消毒方法です。コロナウイルス感染予防のためにどんな対策が行われているのでしょうか。

 大手カーシェアリング事業者である「タイムズ」「カレコ」「オリックス」の3社に、その対策方法を聞いてみました。

カーシェア事業者がおこなう車内の消毒事情とは
カーシェア事業者がおこなう車内の消毒事情とは

 カーシェアリングを利用したことがある人ならご存知だと思いますが、シェア車両の洗車や給油は原則として利用者がおこないます。給油に関しては、3社ともに車内に備え付けのカードを使って給油するので、利用者の負担はありません。また、給油によって利用料金が15分から30分割り引かれることになっています。

 タイムズの場合では、20L以上が給油されたことを自動検知して30分間の利用料が自動的に割り引かれます(他社はその都度、事後に申請する必要あり)。また、洗車も(事前申請が必要ですが)給油と同じカードでおこなうことができ、その場合も利用料が30分間無料になります。

 なお、洗車のほかにマナーとして3社ともゴミは各自で持ち帰ることや、クルマにある掃除用品などを使って車内美化に協力することが求められています

 このほか、各社とも10日から2週間に一度の割合で、シェア車両の管理会社による清掃や車内の確認がおこなわれています。

 それでは、今回のコロナ禍において、不特定多数の人が利用するシェア車両はどのような方法で消毒されているのでしょうか。各社に聞いてみました。

 まずタイムズでは、シェア車両の衛生強化策として定期巡回(10日に1回程度)の際、通常の清掃に加え、ハンドル/ドアノブ/ダッシュボード/各種スイッチ類などの利用者が触れやすい箇所を中心に二酸化塩素成分または次亜塩素酸成分を使用した除菌剤を使用し、清掃を実施しているとのことでした。

 タイムズカーシェアは筆者(加藤久美子)も会員となっているため、近所のステーションで実際にシェア車両がどうなっているのかを確認してきたところ、車内には2本のボトルが置いてありました。

 1本は従来からあったもので、安定化二酸化塩素を主成分とする「消臭・除菌・ウイルス除去 ズバッと滅臭(めっしゅう)スプレー」(株式会社プロスタッフ)です。

 もう1本は、厚労省が細菌やウイルスに対して殺菌効果のある除菌水として定める次亜塩素酸水を主成分とする「ミスティ」(現在の商品名は「ティーミスト」、大成株式会社)です。ちなみに、これはキッチンハイターなどを薄めて作る、次亜塩素酸ナトリウムとはまったく異なる成分となります。

 タイムズカーシェアを運営するパーク24経営企画本部に聞いてみたところ、「新型コロナウイルス対策として、お客様により安心してご利用いただけるよう、手に触れる部分の消毒を中心にご利用いただける次亜塩素酸を成分とする除菌スプレーを4月初旬より追加して、すべての車両に車載しております。紛失などがなければ2本あるはずです」とのことでした。

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