650ps/800Nmの現行911フラッグシップ 新型ポルシェ「911ターボS」の予約を開始
ポルシェジャパンは、911モデルレンジの最上位モデル「911ターボS」および「911ターボSカブリオレ」の予約受注を2020年3月31日から全国ポルシェ正規販売店にて開始する。
0−100km/h2.7秒、最高速度330km/hの現行911最上位モデル
ポルシェジャパンは、911モデルレンジのフラッグシップモデル「911ターボS」および「911ターボSカブリオレ」の予約受注を2020年3月31日から全国のポルシェ正規販売店にて開始する。
車両価格は、911ターボSが2892万円(消費税込、以下同様)、911ターボSカブリオレが3180万円。トランスミッションは8速PDK(DCT)で、右ハンドル仕様となる。
2020年3月3日にポルシェAGにより発表されたばかりの新型911ターボS/911ターボSカブリオレ(992型)は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止になったジュネーブショー2020で世界初公開される予定だったモデル。
992型(タイプ992)と呼ばれる現行型は、911として8代目にあたり、今回予約受注が開始された911ターボS/911ターボSカブリオレは、992型として最上位モデルとなる。
現行の911シリーズは、カレラS/カレラ系ともにすべてターボエンジンを搭載しているが、ターボSは911カレラをベースにしたまったく新しいエンジンを搭載。
完全に再設計された給気冷却システム、電動調整可能なウエストゲートフラップを備えた対称レイアウトの新しい大型VTGターボチャージャー、および応答性、出力/トルク特性/エミッション挙動/吹け上がり性能に関するクルマの特性を大幅に改善するピエゾインジェクターの使用を特徴とする。
エアインテークも新設計。全体の断面積が大きく空気抵抗の小さな4つのエアアインテークを備え、エンジン効率の向上を助ける。
ツインターボのタービンホイールの直径は55mm(プラス5mm)に、コンプレッサーホイールの直径は61mm(プラス3mm)に、それぞれ拡大されている。
その結果、3.8リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンは、最高出力で先代モデルを70ps上回る650ps、最大トルクは50Nm増加の800Nmを発生。
トランスミッションは8速PDK(DCT)で0−100km/h加速はわずか2.7秒(先代比0.2秒短縮)、0−200km/h加速は8.9秒(先代比1秒短縮)、最高速度は330km/hに達する。
駆動方式は4WD。ポルシェトラクションマネジメント(PTM)によって、最大で500Nmのトルクがフロントホイールに供給される。
911ターボSは、その強化されたドライビングダイナミクスに合わせてボディサイズが大きくなっている。
フロントアクスル上部では45mm拡大し1840mm、リアアクスル上部では20mm拡大し全幅が1900mmになった。またトレッド幅の変更、エアロダイナミクスの改善、新サイズのタイヤによって、俊敏性とスポーツ性が向上している。
トレッドはフロントが42mm、リアが10mmワイドになった。さらに、アダプティブエアロダイナミクスには、フロントの制御式クーリングエアフラップが含まれており、大型のリアウイングは、さらに大きなダウンフォースを提供するように設計されている。
911ターボSは、初めて前後異径サイズのタイヤを採用。フロントに255/35R20、リアに315/30R21を装着する。
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