ランボルギーニ「アヴェンタドール」で楽しむ東京クルージング周回コース【首都高ループドライブ:01】
深夜の首都高速は、大人のドライブルート。控え目のスピードでクルージングするのが大人の嗜みである。そこで、エキゾーストノートをたっぷり堪能できるルートを、ランボルギーニ「アヴェンタドール LP700-4 ロードスター」で堪能してきた。
品川目黒線開通で実現した東京大環状
品川目黒線の開通により、大幅にルートの幅が拡がった首都高速。その高速中央環状線──C2を一周するコースを深夜ドライブ。
単調になりがちなルートであるが、ランボルギーニ「アヴェンタドール LP700-4 ロードスター」をゆっくり流しながら、ひとりV12サウンドに酔いしれるにはまさしくもってこいのルートである。
首都高速中央環状線、いわゆるC2は、湾岸線を利用することで首都高最長クラスの周回コースとなる。
比較的新しく設計されたこともあってこのルートは路面もよく、コーナーも緩やかなところが多いので走りやすいが、注意すべきは湾岸線大井JCTからC2に入っての五反田ランプまで。ここはブラインドコーナーが続いているため先が見通しにくい。
また山手トンネルを抜けて5号線と合流する板橋JCTは平面交差。ここも注意が必要だ。
●ひとりストイックにサウンドを楽しむためのコース
アヴェンタドールを選ぶとしたら、クーペよりもロードスターが間違いなくオススメである。その理由は、歴代ランボルギーニ・フラッグシップのオープンモデルのなかで、これほど開閉が楽で、しかもクローズド時でも速度制限などなく、クーペのように使えるロードスターはなかったからだ。
また、エンジンフードあたりのデザインは、断然クーペよりロードスターの方が、デザインモチーフとなったカメムシみたいでカッコイイときている。
見た目のかっこよさだけではない。アヴェンタドールクラスのスーパーカーになれば、そのポテンシャルを十二分に味わうには、富士スピードウェイのようなサーキットに持ち込むしかない。
そこで、現実的なスピードで公道でアヴェンタのV12サウンドを堪能するのなら、ルーフを開け放ったロードスターの方が適している。つまり、首都高速を軽く流すだけでも、自然吸気V12サウンドを心ゆくまで味わうことが出来るのだ。
もし、ボンネットに荷物を積んでいてルーフを格納できない場合でも、リアウインドウだけでも開閉できるため、エンジンのメカニカルサウンドまで楽しむことが可能だ。
そんなアヴェンタに合ったルートはC2外回りのコース。首都高速としては新しく建設された箇所が多く、路面もよいうえに、設計速度が高いためか、非常に走りやすいルートだ。
ただし、C2の長いトンネル内は気温も高く、排気ガスのせいで決して空気が綺麗だとは言い切れない。オープンにしてドライブするのなら、おひとり様向けのコースだ。
●stage 01:高速周回コース/C2周回
・難易度:★★★★★☆☆☆☆☆
・景観度:★★★★★★☆☆☆☆
・デートドライブ度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆
・ストイック度:★★★★★★★★★☆
・距離:約47km/1周
・所要時間:50分/1周
・オービス情報:■中央環状線・外回り(東京都目黒区下目黒付近・五反田入口合流から約1km先)■中央環状線・外回り(東京都中野区東中野付近・中野長者橋から西池袋の間)■中央環状線・外回り(東京都足立区足立2丁目付近・千住新橋入口から合流地点)
大井〜熊野町までは長いトンネルとなる。この区間はシフトダウンして、壁に反射して頭上から降り注ぐエキゾーストサウンドを堪能したい。東京のさまざまなシーンを夜景に見ることができるコースだ。
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