「GT-R」は日産だけじゃない!? ほかにあったGTRモデル5選

もとはファミリーカーなのに「GT-R」!?

●マツダ「ファミリアGT-R」

まさにエボモデルだった「ファミリアGT-R」(画像は欧州仕様)
まさにエボモデルだった「ファミリアGT-R」(画像は欧州仕様)

 1985年に発売された6代目マツダ「ファミリア」には、1.6リッター直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載し、日本初のフルタイム4WDシステムを備えたスポーティグレードが設定さました。

 さらに、1989年に登場した7代目は、トップグレードのエンジンが180馬力を発揮する、1.8リッター直列4気筒DOHCターボエンジンに換装され、1989年の世界ラリー選手権でグループN部門のドライバーズチャンピオンを獲得するなど、ポテンシャルの高さを証明します。

 しかし、ライバルが出力の向上を図ってきたことで、1992年に大径タービンと前置きの大容量インタークーラーを採用し、最高出力210馬力にまで高められた「ファミリアGT-R」が発売されました。

 ファミリアGT-Rはインタークーラーの冷却効率をアップさせるために、開口部を大きくしたフロントバンパーや、エアアウトレットが付いたボンネットが採用されるなど、見た目にもハイパワーを確信できるデザインでした。

●BMW「M3 GTR」

究極の戦闘マシンに仕立てられた「M3 GTR」
究極の戦闘マシンに仕立てられた「M3 GTR」

 BMWの高性能モデルに与えられる「M」は、モータースポーツ関連と高性能車の研究開発をおこなうBMW M社が出掛けたモデルです。

 3シリーズをベースとし、2000年に第3世代となったBMW「M3」は、6連スロットルを採用し、レブリミットが8000回転という高回転型の3.2リッター直列6気筒DOHCエンジンを搭載。

 ベースモデルから大幅に拡大されたフェンダーや、アルミ製ボンネットに設けられたパワーバルジ、エンジンルームの熱を排出するためにフロントタイヤ後方にエアアウトレットが設置されるなど、各部がスポーティに演出されています。

 そんな、第3世代M3のなかでも特別な1台が、BMWが「ALMS(アメリカン ル・マン シリーズ)」に参戦するためのホモロゲーション取得を目的に、2001年に10台限定で販売した「M3 GTR」です。

 搭載されたエンジンはドライサンプ仕様の4リッターV型8気筒DOHCエンジンで、公道走行を前提としてデチューンされていたとはいえ380馬力を発揮。

 ボディも各所にカーボン複合素材が使用されるなど大幅な軽量化が図られており、「究極のM3」と呼ばれていました。

※ ※ ※

 GT-Rに使われるGTは「グランドツーリング (Grand Touring)」または「グランドツアラー (Grand Tourer)」の略称です。

 そこにレースをイメージさせる「R」を付加することで、そのクルマが特別な1台であることを直感的に感じさせます。

 ほかにも「RS」や「タイプR」など、高性能さを示すワードはありますが、やはりGT-Rは別格といっていいでしょう。

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2件のコメント

  1. それを言い出したらキリがないからなぁ…。

  2. 初めてGTRを名乗ったのってベレGじゃなかったっけ?

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