クルマの警告灯は点灯しても大丈夫? 注意が必要な表示と対処法とは
クルマを運転しているときに、速度や燃料の残量など、メーター内の情報を確認しますが、ときどき警告灯が点灯することがあります。しかし、それが何の異常を示しているのか、緊急事態なのかどうか、意外と知らない人も多いのではないでしょうか。警告灯が点灯して慌てないように、その意味を調べてみました。
よく目にするけど何の意味? 注意を促す警告灯とは
エンジンをかける際、メーターパネルに警告灯が点灯します。毎回見慣れた光景でも、そのなかには、何を表しているかよく分からないマークがあるのではないでしょうか。
異常や故障を教えてくれる警告灯は、その意味を知らずに見過ごしていると重大な事態を招く可能性があります。
覚えておきたい重要な警告灯とはどのようなものなのでしょうか。
警告灯は、エンジンを始動すると全部が一斉に点灯し、正常か異常かを確認。問題がない警告については、消える仕組みになっています。
警告灯のマーク(ピクトグラム)は世界基準で規格化されており、異常を示す場所が分かりやすくデザインされていますが、なかには見ただけでは分からないものも存在します。
まずは、運転者や同乗者の安全を促し、正しく対処すれば消滅する注意喚起の警告灯から紹介します。
●シートベルト非装着警告灯
正しくシートベルトを装着していないと赤色で点滅します。これはもっとも目にすることの多い警告灯だといえます。
車種によっては重量センサーで乗員の有無を感知するものもあり、その場合はシートに置いた重い荷物を人として感知してしまい、ランプが消えないこともあります。
●燃料(ガソリン)残量警告灯
ガソリン残量が少なくなると、黄色やオレンジで点灯します。単に丸いランプで表示する車種もあります。
表示された時点の残量は車種ごとに違い、ほとんどのクルマは取扱説明書で確認することができるので、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
なお給油後、早い段階で点灯する場合は燃料漏れの兆候かもしれません。
●半ドア警告灯
運転席や助手席のドアはもちろん、後部座席、バックドアまで、すべてのドアがきちんと閉まっていないと赤色の点滅は消えません。
ただランプはドアの形で、すぐに意味がわかります。衣服などが挟まって半ドアのまま走行すると、軽い衝撃でもドアが開いてしまい、人や物が落下する恐れがあるので、ドアをしっかり閉めましょう。
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