新型コロナウイルスで脚光!? 新車装備「生物兵器防衛」 車内のウイルス対策とは

2019年12月に発生した新型コロナウイルスは中国国内を中心に感染が広まっていますが、冬から春にかけての時期は、もともとインフルエンザや花粉症などが流行する季節です。車内の空気の衛生管理に役立つといわれるイオン発生装置は、その対策法のひとつですが、なぜ普及したのでしょうか。

「イオン発生装置」から「生物兵器防衛モード」まで! クルマの空気浄化機能の現在

 2019年12月に中国・武漢市で発生が報告された新型コロナウイルスは、中国全土に感染が拡大したほか、日本を含む世界各国で感染が確認されています。

 日本国内においても対策をおこなう市民が増加しており、マスクや除菌ジェルなどの売り切れが相次ぐ様子などが報道される状況です。

クルマの空気を浄化する装置はなぜ普及した?
クルマの空気を浄化する装置はなぜ普及した?

 一方、毎年冬の季節はインフルエンザが流行するほか、2月を過ぎるとスギ花粉などの花粉症の症状があらわれる人も増加。空気の衛生管理がとくに重要となる時期です。

 空気の衛生管理という面で見ると、空気の浄化を目的とした新車の装備のなかに、イオン発生装置があります。

 イオン発生装置は、イオンを人工的に発生させて空気中に放出することで、空気の浄化だけでなく、消臭や美容などの効果が期待される装備です。

 メーカー純正品にはパナソニックの「ナノイー」、またはシャープの「プラズマクラスター」が採用されています。

 クルマ以外にも、空気清浄機に埋め込まれるなどのかたちで家電に搭載されていたりすることも多く、搭載機器は多くの人が日常的に多く目にします。

 イオン発生装置は空気清浄以外にも数々の効果があると謳われていますが、新車ユーザーはどのような機能を期待している人が多いのでしょうか。

 大手自動車メーカーの広報は次のように話します。

「イオン発生装置は、もともとは数ある快適装備のひとつとして、採用されるようになりましたが、普及したきっかけは、クルマの購入意識において美容を重視する女性からのニーズが高まったことが大きいです。

 その一方、イオンには、ストレスの軽減やリラックス効果のほか、除菌や殺菌など車内を清潔にするのにも役立つといわれています。それらの理由から、快適な室内環境を提供したい自動車メーカーからすると、クルマの快適装備品としては重要なものとなります」

 ユーザーの比率としては、イオン発生装置に求めることとして空気の浄化よりも美容目的を重視する人の方が多かったようですが、快適な車内空間や各種ウイルスへの対策というメーカーの狙いもあるようです。

 なおダイハツは、エアコンフィルターにコラーゲンを配合した商品をオプション設定しています。エアコンを使用するのと同時に、コラーゲンとビタミンCが放出されるというもので、美容効果が期待できるとされています。

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 前出のイオン発生装置は、車内の空気を浄化する装備として広く普及していますが、アメリカのテスラ社のクルマには、「生物兵器防衛モード」(バイオウェポンディフェンスモード)というより強力な空気の浄化装置が設定されています。

 生物兵器防衛モードは、自動車業界として初の医療用ヘパエアフィルトレーションシステムによって車内の空気を浄化するのと並行して、車内から陽圧をかけて外部からの空気の進入を阻止。外がどのような状況であっても、手術室と同じレベルのクリーンな空気で車内が満たされます。

 生物兵器防衛モードは、カーエアコンの一般的なモード「外気導入」「内気循環」のように車内から選択が可能です。

「生物兵器防衛モード」を開発! テスラ社の搭載モデルなどを画像で見る(10枚)

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