悪魔の名にフェアレディZのライト!? ランボルギーニが普通車パーツ流用モデル3選

ディアブロだけに悪魔のZのヘッドライト?

 ランボルギーニには、日本車のパーツを流用したモデルも存在します。

ランボルギーニ・ディアブロ6.0
ランボルギーニ・ディアブロ6.0

●ディアブロ:日産「フェアレディZ(Z32)」

 カウンタックの次ののフラッグシップである「ディアブロ」がデビューした後は、オーナーがクライスラーからメガテック、Vパワー、そして現在のアウディへと短期間のうちに目まぐるしく変わりました。
 
 ディアブロは当初、カウンタックと同じリトラクタブル・ヘッドライトを採用していましたが、後期モデルから日産「フェアレディZ(Z32)」のヘッドライトを流用し、固定式となりました。
 
 ちなみに、ディアブロという名前はスペイン語で「悪魔」を意味しています。当初、「ディアブロ」の音感がよくて選ばれた名前ですが、後で調べ直してみると、たまたま闘牛の名前だったそうです。
 
 発表当初、米国ではそのネーミングに対して、ある宗教団体から抗議があったそうですが、当時の社長であったアイアコッカ氏が、ディアブロの名前を押し通したという逸話が残っています。
 
●BMW M1:BMW「6シリーズ(E24)」

 番外編としてBMW「M1」も紹介しておきましょう。M1は、BMWがランボルギーニと共同で開発したクルマです。M1のボディデザインは、ジウジアーロ率いるイタルデザインが担当しています。
 
 シャシ関連の開発はミウラなどの開発にも携わっていたジャンパオロ・ダラーラが担当し、シャシはマルケージ製です。また、足回りの煮詰めなどに関しては、当時ランボルギーニ開発ドライバーであったステルツェルが、ランボルギーニ本社のファクトリーを拠点に、ランボルギーの開発に使っていた高速道路や一般道のコースを走らせておこないました。
 
 M1は、車名こそBMWとついていますが、ランボルギーニとの合作なのです。
 
 デザインは、コンセプトモデルであるBMW「ターボ」がもとになっています。もともとレースに参戦するために開発された車両なので、内外装にBMWの他車種のパーツが流用されいています。
 
 テールライトは、当時の6シリーズ(E24)のものが流用されています。パーツを本国にオーダーする際に、M1用でオーダーするより、6シリーズ用でオーダーした方や価格が安かったという話もあります。
 
※ ※ ※

 ヘッドライトやテールライトというものは、クルマのデザイン上とても重要な部分です。ここで紹介した4台のスーパーカーは、他車種のパーツを流用しているにも関わらず、流用したクルマを微塵も感じさせない、強い個性を発揮するものばかりです。
 
 まさしく、イタリアのデザイン力の高さゆえといっていいでしょう。

他社の市販車からライトを流用したランボルギーニたち(28枚)

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