後続車に迷惑!? 晴天時のリアフォグランプに非難も! 本来どんなときに使う?

「眩しい」リアフォグランプ点灯車に遭遇したら…

 前出のとおり、リアフォグランプは本来、大雨や濃霧といった視界不良時の使用が想定されています。なぜ晴天夜間にも付ける人が少なくないのでしょうか。

マツダの4WD車にはリアフォグランプが標準装備(OEM車を除く)
マツダの4WD車にはリアフォグランプが標準装備(OEM車を除く)

 リアフォグランプは、前照灯またはフロントフォグランプ点灯時にのみ点灯でき、かつリアフォグランプだけ独立して消灯できる構造でなければなりません。

 そして、前照灯やフロントフォグランプが消灯している状態で、テールランプが点灯しているときにリアフォグランプが点灯しないこと、さらにテールランプ消灯後に再び前照灯やフロントフォグランプを点灯させても、リアフォグランプはそれに連動して自動で点灯しない構造です。

 また、リアフォグランプのスイッチをONにしたまま、エンジンを停止した状態で運転席の扉を開けると、アラームが鳴る仕組みになっています。

 たとえば、マツダではハンドルから伸びるランプスイッチの根本側に、フロントおよびリアのフォグランプスイッチを同一軸上に設定。

 OFFからひとコマ回すとフロントフォグが、もうひとコマ回すとリアフォグランプが点灯しますが、リアフォグランプの位置に回したあとは、フロントフォグランプの位置まで自動で戻るようになっています。

 フロントフォグランプはONの位置で固定できるため、ランプ類のスイッチを「AUTO」にしていれば、暗くなった際に自動的でフォグランプが点灯し、ドライバーがそれに気づかない場合もあります。

 しかしリアフォグランプは、保安基準に適合しない改造でない限り、ドライバーの意思に応じて点灯する構造になっているのです。

 フォグランプのスイッチを回しすぎたために誤って点灯することも考えられますが、メーター内ではフロントとリア、点灯状態は確認できます。

 そのため、晴天時などでリアフォグランプを意図的に点灯させる人は、後続車に対して何らかの妨害行為をしているとも考えられるのです。

 昨今、あおり運転などが問題視されていますが、他車に対しての無用なパッシングや意図的なリアフォグランプの点灯は、危険な運転を助長するともいえます。

 万が一、このような行為をするクルマに遭遇した場合には、可能な限り接近を控えた方が良いのかもしれません。

【画像】意外と多いリアフォグの種類、様々なモデルのリアフォグを見る

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュース編集部

【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー