モーターショー出ず、カスタムの祭典に出展したマクラーレンやアストンマーティンその理由とは
カスタムカーの祭典「東京オートサロン2020」が、千葉県・幕張メッセにて2020年1月10日から12日の3日間開催されました。近年は、カスタムカーではなく欧州プレミアムブランドのメーカーが最新モデルを出展していますが、どうしてカスタムカーの祭典に東京モーターショーには出展しなかったアストンマーティンやマクラーレンといったプレミアムメーカーが出展するのでしょうか。
カスタムカーの祭典に、英国ブランドが進出した訳とは
東京オートサロン2020の3日間の累計来場者数は33万6060人(前年比101.6%)を記録し、過去最多の動員を記録しました。当イベントは1983年にカスタムカー文化の確立を目指して、「東京エキサイティングカーショー」としてスタートし、1987年に「東京オートサロン」と改称しています。
出展されていた車両は、チューニングカーやドレスアップが施された車両ばかりで、当時は違法改造車の集まりといった雰囲気でした。しかし、1990年代後半から国産自動車メーカーがコンセプトカーやカスタムカーを出展するようになります。そして2010年代になると欧州メーカーの出展が目立つようになりました。
東京オートサロン2020には、英国の3メーカーが出展しました。ロータスとアストンマーティン、そしてマクラーレンの3社です。ロータスは以前から出展していましたが、アストンマーティンは2度目、マクラーレンは今回が初出展です。
ロータスはライトウェイトのピュアスポーツカーメーカーとして有名です。アストンマーティンは創業100年以上の伝統を持つ、英国を代表するプレミアムブランドです。また、マクラーレンはF1コンストラクターとして名を馳せた、プレミアムスポーツカーメーカーです。
カスタムカー業界とは無縁とも思えるこれらの英国メーカーが、東京モーターショー2019には出展せず、どうして東京オートサロン2020に出展したのでしょうか。各メーカーの関係者に、東京オートサロン会場でその理由を尋ねてきました。
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英国3メーカーの関係者から聞いた話を総合すると、東京モーターショーではなく、東京オートサロンに出展する理由は次のように要約されます。
・本当のクルマ好きが集まるイベントである
・東京モーターショーでは、エコカーやモビリティとしてのクルマがフューチャーされる傾向にある
・実質的なカスタマーが数多く来場している
・会期が短い
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