ついに30年の歴史に幕を閉じる! スバルの名エンジン搭載車5選
EJ20型搭載のハイパワーSUVとNAセダンとは!?
●初代「フォレスターSTi」【ハイパワーSUVの誕生】
1997年にデビューしたクロスオーバーSUV「フォレスター」も、インプレッサとプラットフォームを共有していたことからEJ20型エンジンが搭載されていました。
2000年には「S/tb」をベースにエアロパーツを装備し、ローダウンなどSTiによる専用チューニングが施された「S/tb STi」が追加されます。
そして、2001年にはSTiがモータースポーツフィールドで培ったノウハウを注ぎ込んで、フォレスターが本来持つ卓越した操縦性能をさらに向上させた「STi II Type M」を限定800台で発売しました。
吸排気系の効率を高められたエンジンは、専用のスポーツECUにより最高出力250馬力を発揮。ブレーキはフロントに大径16インチを採用し、専用ストラット&コイルスプリングで足周りを締め上げ、RAYS製17インチ鍛造アルミホイールに225/45R17タイヤを装着。
ブレーキ冷却用ダクトが新設された専用フロントバンパー、専用リヤバンパー&大型リアスポイラー、サイドアンダースポイラーを装着して、ルックスも只者ではないことをアピールしていました。
●4代目「レガシィB4」【自然吸気で最高の190馬力】
2003年にモデルチェンジされた4代目「レガシィ」は、「走りと機能と美しさの融合」をテーマに開発されたツーリングワゴンとスポーツセダン「B4」の2タイプボディで、全幅を1730mmの3ナンバーサイズとしてトレッドを拡大し、ホイールベースも延長したことで操縦安定性の向上が図られていました。
より低重心化されたエンジンは、2リッター水平対向4気筒SOHC16バルブとDOHC16バルブ、DOHC16バルブターボの3種を用意しました。
スバルのスポーティモデルではターボエンジンが常識でしたが、2リッター自然吸気エンジンを搭載する「2.0R」グレードは、11.5の圧縮比から最高出力190馬力を発揮(MT車のみ)する高回転型エンジンを搭載。
自然吸気エンジンならではのリニアな加速とアクセルレスポンスや、気持ちよく吹け上がるフィーリングが高く評価されました。
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スバル車の走りを支え続けたEJ20型エンジンの生産終了にあたり、2019年に特別仕様車「WRX STI EJ20 Final Edition」を555台限定で発売しました。
30年間に渡りスバルのモータースポーツシーンで活躍し続けたエンジンですので、「スバリスト」と呼ばれるスバル車マニアはもちろん、多くのクルマ好きから注目を集め、すでに完売しています。
WRX STIも生産を終えますが、近い将来に復活するとスバルも明言しているので、まだまだ目が離せません。
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