平成を代表するスポーツカーとは!? 昔は超売れっ子ハッチバック車5選
ライトウェイトな高性能ハッチバックとは!?
●ホンダ「インテグラ タイプR」
1992年にホンダのスーパーカー「NSX」の高性能版として「NSXタイプR」を発売。サーキット走行をターゲットに開発されたため、街乗りが厳しいほどスパルタンなモデルでした。
そして1995年には、3代目「インテグラ」に、第2弾となるタイプRが追加され、3ドアクーペと4ドアセダンがラインナップされます。
インテグラ タイプRはNSXと同様にエンジン内部に手が入れられ、最高出力200馬力を誇る1.8リッター直列4気筒VTECを搭載。初期のモデルは手作業によるポート加工も施されていました。
また、ボディ各部の部品に材料置換や、快適装備などを廃止することによって約26kgもの軽量化を実現。
足まわりではスプリングや各ブッシュを強化し、シャシも剛性アップされて走行性能と旋回性能を向上させました。
外装には専用の前後スポイラーと赤地の「H」エンブレムを装着。内装もレカロ製シートやMOMO製ステアリング、チタン製シフトノブなどを採用してスポーティに演出されます。
そして、1998年のマイナーチェンジで「98スペック」と呼ばれる改良がおこなわれ、2001年には2代目インテグラ タイプRがデビューします。
しかし、インテグラは2006年に生産終了となり、この代をもってホンダのラインナップから姿を消しました。
●日産「180SX」
1988年というバブル景気真っ只中に発売された5代目日産「シルビア」は、優れたデザインと走りで、またたく間にヒット作になりました。
翌年の1989年にはハッチバック版の姉妹車「180SX」を市場に投入し、日産の若者向けスポーティカー2枚看板のポジションを確立します。
固定式ヘッドライトのシルビアに対し、180SXはリトラクタブルヘッドライトを採用し、全体のフォルムは完全に別のクルマに仕立てられていました。
発売当初に搭載されたエンジンは、1.8リッター直列4気筒ターボで175馬力を誇り、後に2リッターターボと自然吸気に換装されます。
見た目はまったく違うクルマだったシルビアと180SXですが、エンジンや足まわりだけでなく外装パーツにいたるまで互換性があり、180SXのフロントにシルビアのフロントを移植した「シルエイティ」、逆に180SX顔のシルビアである「ワンビア」といったクルマも話題になりました。
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現行モデルの国産車、3ドアハッチバックのスポーツカーというと、スープラ、日産「フェアレディZ」、ホンダ「NSX」くらいです。
NSXの場合はエンジンへのアクセスハッチなので、昔ながらの3ドアハッチバックは2車種で、2シーターのみ。これが、かつては数多く存在した3ドアハッチバックの現状です。
さすがに使い勝手を考えると、2ドアという時点で選択肢に上がらないのも理解できますが、せめて4人が乗れるハッチバックならば、多少は需要があるのではないでしょうか。
現行モデルの国産車、3ドアハッチバックのスポーツカーというと、スープラ、日産「フェアレディZ」、ホンダ「NSX」くらいです。
レクサスLC、RC もありますよ