【小型SUV戦国時代!?】人気のホンダ「ヴェゼル」とトヨタ/マツダの最新SUVを徹底比較!

CX-30がライバル2車種に対して持つ長所とは?

 マツダ「CX-30」は、2019年9月20日に国内での予約受注が開始され、その後同年10月24日に発売されたコンパクトSUVです。お披露目自体は2019年3月に欧州でおこなわれたジュネーブモーターショー2019でおこなわれ、その後半年強の期間を経て国内での発売となりました。

2019年10月24日に発売されたマツダ「CX-30」
2019年10月24日に発売されたマツダ「CX-30」

 ボディサイズは全長4395mm×全幅1795mm×全高1540mmで、2WDと4WDのどちらも1550mmを下回っています。最低地上高は175mmを確保し、最小回転半径は5.3mです。

 パワートレインは全部で3種類で、2リッター直列4気筒ガソリンエンジンと、1.8リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジン、そして世界初の圧縮着火技術を採用したエンジン「スカイアクティブX」が設定されます。

 各エンジンに2WDと4WDの設定があります。なお、スカイアクティブX仕様は2020年1月下旬の発売予定です。

 CX-30の特徴として、3車種のなかで唯一のディーゼルエンジンの設定が挙げられます。1.8リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンは最高出力116馬力、最大トルク270Nmを発揮し、最大トルクは今回比較する3車種でもっとも高いです。

 また、トランスミッションの設定について、CX-30は2リッターガソリンとスカイアクティブXの2WD仕様・4WD仕様に6速MT仕様が設定されている点も特徴です。ヴェゼルにはMT仕様の設定がなく、C-HRにはガソリンの2WD仕様にだけ6速MTが設定されているので、幅広いラインナップでMTを選べるのは対照的といえます。

 さらに、CX-30は5名乗車時の荷室容量で430リッターを確保しており、これはヴェゼル(393リッター)やC-HR(318リッター)を上回ります。

※ ※ ※

 マツダには、CX-30の登場前からコンパクトSUVの「CX-3」(全長4275mm)が存在していました。CX-30より全長が30mm短く設定されているものの、両車のボディサイズは非常に近いです。

 一方、CX-30より全長が150mm長い、上級モデルとなる「CX-5」(4545mm)も存在し、マツダにはCX-30に近いボディサイズのモデルが多数存在する状況です。

 似ているSUVが多すぎるのでは、という声もあるものの、マツダの販売店スタッフに話を聞くと「従来のコンパクトSUVのCX-3とミドルサイズSUVのCX-5では、囲えないユーザーに対して、おすすめできるサイズのモデルが出てくることは嬉しい限りです」といいます。

 トヨタとホンダのコンパクトSUVが好調であるなか、今後も新しいモデルの登場が予想され、各モデルの売れ行きがどうなっていくのか気になるところです。

 各車の車両価格(消費税込)は、ヴェゼルが211万3426円から352万8800円、C-HRが236万7000円から309万5000円、CX-30が239万2500円から371万3600円です。

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