人気ミニバン「シエンタ」「フリード」どっちが買い? SUV風モデルの装備差を徹底比較!
近年の新車市場で人気のコンパクトミニバンであるトヨタ「シエンタ」とホンダ「フリード」に、SUV風の外観を持つ新グレードが、2019年10月に相次いで発売されました。両車の装備の差と車両価格は、どのようになっているのでしょうか。
SUV風の外観を持つ両車に装備される専用アイテムとは?
近年の新車市場において、トヨタ「シエンタ」とホンダ「フリード」が属するコンパクトミニバンは、人気のカテゴリのひとつとして定着していますが、2019年もその人気は継続しました。
2019年8月・9月にはシエンタがミニバン初となる販売台数首位を獲得。また、競合するフリードも2019年10月にマイナーチェンジをおこない、発売1か月の予約受注が約1万5000台を記録し、目標販売台数の6000台を大幅に上回るなど、2019年後半にかけてコンパクトミニバンの人気は増している印象さえあります。
そんななか、2019年には両車にSUV風の外装を持つモデルが相次いで設定され、話題となっています。
フリードは同年10月のマイナーチェンジ時に、クロスオーバースタイルの新グレード「クロスター」を設定しました。
ホンダは、フリード クロスターについて「マイナーチェンジで受注いただいた件数のなかで、新グレードのクロスターは約3割となり、弊社が事前に2割と想定していた数を上まわっています」とコメント。流行りのSUV風の外装が、想定以上にユーザーに支持されていることがうかがえます。
対するトヨタもシエンタに、アウトドアらしい雰囲気を持つ外装に仕立てた特別仕様車「グランパー」を同年10月に設定しました。
ほぼ同時期に登場したフリード クロスターとシエンタ グランパーですが、両車の装備や価格はどのように異なるのでしょうか。2台を比べて検証します。
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内外装の面では、ともにクロスオーバーテイストの雰囲気を纏っているものの、装備面で若干の違いがあります。
フリード クロスターは、専用のフロントグリルや前後バンパー、ルーフレール、LEDフォグライト、アルミホイール、専用色のドアミラーやドアハンドルを採用し、流行のクロスオーバースタイルに仕上げられています。
内装も、専用のプライウッド調パネルが採用されたほか、専用コンビシートは汚れの目立ちにくいデジタル柄を採用しました。
対するシエンタ グランパーは、特別装備となる漆黒メッキのフロントグリルや、ブラック加飾のドアミラー、ドアハンドル、ホイールキャップが採用されたほか、内装ではブラック基調のトリムとコハク色の専用ファブリックシート表皮となっています。
デザインの好みに関わる違いはさておき、装備面においてフリード クロスターにはルーフレール、LEDフォグライト、アルミホイールが装備されていますが、シエンタ グランパーはそれらが標準では装備されていません。
なおシエンタ グランパーには、LEDフォグライトとアルミホイールがディーラーオプションで用意されています。
アルミホイールは、「“グランパー meets TRD” アクティブキット」と題され、グランパー用にデザインされているもので、価格はセットで5万9400円(消費税込、以下同様)です。
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