駐車場を設置するのも大変？ オーナーの立場から見た駐車場事情とは

　駐車場はあらゆるコンビニに設置される訳ではありません。神奈川県内のコンビニオーナーは、駐車場に関するお店側の見解として、次のように話します。

「路面店でも、駅前のコンビニに駐車場があることは稀です。また駅から少し離れていたとしても、都心オフィスビルの周辺にあるコンビニではオフィスに勤めている人が客層のメインとなるため、駐車場の設置はほぼないでしょう。

　要因には、都心では駐車スペースを1台確保するにも大変な経費が掛かることがあります。

　一方、郊外のコンビニとなると、多くは住宅地の周辺や幹線道路沿いとなります。お客さまの多くがクルマで来店することになるため、駐車場は必須。

　このようなエリアでは、付近に居住している人だけではなく、通勤にクルマを使う人々が多く、また、大型トラックや観光バスなどで立ち寄るケースも珍しくありません。

　駐車場の規模は交通量や車種を考慮して決めているようです。郊外とはいえ、大型トラックがストレスなく利用できるコンビニは意外と少ないようです」

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　先日、東京・千代田区の内堀通りをクルマで走っていたら、都心では珍しいコンビニを見つけました。なんとお店の前に駐車スペースがあります。

　そのコンビニは「セブン-イレブン千代田三番町店」という店舗で、建物の前に平置き5台分の駐車場が設置されており、ゲートやロック板などもありません。

　オーナーに話を聞いたところ「本部の指示によって駐車場を設置しました。ちょうど、店舗前にスペースもありましたから。クルマで来店する人にはとても好評です」といいます。

　都心であっても、ここは交通量の多い内堀通りに面した店舗ゆえ、路上駐車で周囲の交通の迷惑になることがないように、5台分の駐車スペースを設置したのかもしれません。

　なお、セブン-イレブンの上にはスポーツジムがありますが、駐車場はセブン-イレブンの利用者専用となっています。