ホンダ新型「フリード」は何が凄い!? 同門「ステップワゴン」と比べて買うならどっち?
多人数乗車しない人にオススメのフリードが存在! どんなモデル?
両車はボディサイズが異なることから、室内の広さに関して違いが出るのは当然ですが、その他の使い勝手の部分に関しても、特徴的な機能や装備によって差別化が図られています。
フリードは、ステップワゴンと全長が約500mmも異なるにも関わらず、室内長は3045mm(3列シート仕様)と、ステップワゴンの3220mmに迫る数値を誇ります。
2列目がキャプテンシートの場合、上位車種のステップワゴンと同様両側にアームレストが装備され(一部グレード除く)、ボディが小さくても大人4人が快適に移動できる空間を実現しているといえます。
しかし、全長の短さのしわ寄せは3列目シートにきているので、6名以上での移動が頻繁にある人は、フリードの3列目を事前に確認しておく方がよいでしょう。
そして、フリードにはステップワゴンにはない2列シート仕様「フリード+」が設定されています。
フリード+の荷室は、開口部地上高が335mmと、ステップワゴン(開口部地上高445mm)を凌ぐ超低床設計となっています。さらに、上下2段に分けて使える荷室を持ち、フックの取り付けなどレジャーで便利に使えるユーティリティナットも装備されています。
「ミニバンの広い荷室は魅力だが、多人数乗車はしない」というユーザーに、フリード+は非常に魅力的な存在です。
一方、ステップワゴンの荷室はフリードと比べ広さに余裕があるだけでなく、3列目シートに床下収納式の「マジックシート」が採用されています。跳ね上げ式のフリードと異なり、後ろ方向の視界を邪魔しないことは、運転のしやすさにも貢献するといえるでしょう。
また、バックドアには横にも縦にも開く「わくわくゲート」が装備されています(一部グレード除く)。バックドアの中央付近から住居の開き戸のように開く機構で、これにより開口に必要なスペースがわずか640mmに収まるなど、スムーズな荷物の出し入れに役立ちます。
運転席前のインパネアッパーボックスをはじめ、各種収納の充実による利便性の高さは、両車に共通するポイントです。
※ ※ ※
同じホンダのラインナップに属する2台のミニバンですが、単純なボディサイズの大小や、それに伴う室内の広さの違い以外にも、車種ごとにさまざまな特徴があることがわかります。
とくに、フル乗車する機会がそれほど多くない場合は、外装や機能の独自性の方が、より重要視されることになるでしょう。
クロスターやスパーダのようなモデルを、見た目重視で選ぶのも良いですし、ステップワゴンのわくわくゲートのような他社のライバル車にもない特異な装備を求めて指名買いするのも、自分らしい愛車選びのなかの醍醐味といえるかもしれません。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。