独が認めた! ポルシェ・BMW抑えトヨタ「スープラ」37年ぶりの快挙! 性能で日本車が欧州車抜く
マツダはコンパクトSUV部門で受賞! 高評価の理由は?
一方、マツダCX-30はコンパクトSUV部門での受賞です。マツダとしては、1985/1989年の「マツダ323(日本名:ファミリア)」、1992年の「マツダ626(日本名:カペラ)」、2014年の「マツダ2」に続く5回目となります。
現在、世界的にクロスオーバーSUV人気ですが、その中でも最も激戦区と呼ばれるコンパクトSUVジャンルのノミネート車が多く、そのなかでの受賞は、非常に意味があります。
受賞式に参加したマツダの青山裕太常務執行役員は「デザイン、技術、そして人馬一体感に注力するマツダのクルマづくりを評価いただきました」と語っています。
それだけでなく、今回の「ゴールデンステアリング賞」の他の部門においても、マツダは高い評価を受けました。
ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの良さを兼ね備えた夢の扉を開くエンジン「スカイアクティブX」はイノベーション部門のトップ3、マツダが次世代商品第一弾と位置づける「マツダ3」はコンパクトカー部門のトップ3に選出されるなど、欧州でのマツダの評価の高さを証明しています。
少し前まで、「日本車は欧州車に追いつけない、いやむしろ引き離されている」といわれることもありましたが、筆者(山本シンヤ)は最近登場した日本車に乗ると「欧州車とガチで比較できるよね」といったモデルが増えていることを実感しています。
今回の受賞はそれを証明したといえるのではないでしょうか。
Writer: 山本シンヤ
自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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