マツダの職業体験がシブすぎる! 東京モーターショー2019の子供向けエリアでマツダが見せた本気とは
マツダは、東京モーターショー2019の子供向け職業体験ブース「Out of KidZania in TMS2019」にブースを出展しています。そこで体験できるお仕事体験が「シブい」と話題になっているのですが、果たしてどんなプログラムなのでしょうか。
マツダの職人技がキラリ! 大人も参加したくなるプログラム内容とは
2019年10月25日から11月4日までの11日間に一般公開がおこなわれている東京モーターショー2019では、初めての試みとして、小学生がクルマにまつわる職業を体験できる「Out of KidZania in TMS2019」が開催されています。
さまざまな出展社が参加しており、思わず大人も体験したくなるプログラムを提供していますが、なかでもマツダの職業体験がシブいと話題になっています。いったい、どんな職業体験ができるのでしょうか。
Out of KidZania in TMS2019とは、東京(江東区豊洲)と甲子園(兵庫県西宮市)にある子供のための職業体験施設「キッザニア」の監修を受けて展開される、東京モーターショー2019独自のイベントです。
会場は青海展示棟に設置されていて、3歳から15歳が対象の本家キッザニアとは異なり、対象年齢は小学生のみとなります(一部、3才以上の未就学児向けの体験プログラムもあり)。
用意されているクルマ関連の特別な仕事は11種類。例えば、トヨタは月面探査車の自動運転プログラミングの体験や、サスペンションやタイヤの取付け体験を提供。
ホンダのブースでは、レーシングドライバーの魅力やつらさを知り、シミュレーターでドライビングテクニックを磨くことができるほか、日野ではトラックの模型を使って、ユーザーに最適のトラックをプロデュースする仕事が体験できます。
なかでも、もっとも「職人っぽい」職業体験を提供していたのが、マツダです。
マツダがおこなうプログラムは、「金型磨き職人の仕事」。参加する子どもは金型作りを学び、見習いの職人として金型磨きをトレーニングするといいます。
プログラムで子どもたちはまず、金型を綺麗に磨くことが、マツダのデザインコンセプト「魂動デザイン」にどう関わってくるのかを学びます。
近年のマツダ車人気には、独特の美しいラインを描くボディデザインが大きく影響しているといわれており、この美しいラインの決め手となるのが、匠の技術を持って磨き上げられる「金型」です。体験では小さな金属プレートを磨く作業をおこないました。
子ども用の作業服も用意され(1回に体験できるのは10名だが、複数サイズ合計20着分を用意)、なかなか本格的です。
ブースでは、実際にマツダの工場で「磨き」の作業をおこなっているトップクラスの職人さんたちが、丁寧に磨き方や、輝きが出る方法を教えてくれました。磨く前と磨いた後でどのように輝きが違うのか、目で見て確かめることができます。
ブースはマツダのこだわりが随所にみられる作りがなされていましたが、なかでも目を引いたのが、使用感のある年季の入った道具や台車です。
聞いてみたところ、これらは実際に金型を作っているマツダ宇品工場(広島市)から送ってもらったとのことでした。リアリティがあって素晴らしいです。
マツダの職人の技を子どもに体験させることができるOut of KidZania in TMS2019ですが、参加するには予約が必要となります。
当日予約はプログラム開始の3時間前から30分前まで受付していますが、土日祝は受付開始と共に、瞬時に予約が埋まることもあります。
筆者(加藤久美子)も、試しに予約をしてみましたが、時報と共にクリックしてなんとか枚数選択のページに移ることができましたが、10秒くらい間をあけるともう枚数選択ができなくなっていました。無事に予約ページに移ることができても、即座に希望枚数(1枚もしくは2枚)を選ばないとこちらもすぐ埋まりそうです。
なお、体験は無料でできますが、モーターショーのチケットを持った大人の付き添いが必要です。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
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