次期型「ハスラー」はオシャレさ重視? 現行モデルと外見があまり変わらない理由とは

次期型ハスラーの走行性能はどう進化した?

 ハスラーにとって大切な機能といえば、悪路走破性です。筆者(山崎友貴)の予想通り、やはり新しいデバイスを追加して、機能を付加しているようです。

 次期型には「グリップ」「スノー」「ヒルディセント」という3つの走行モードを持つトラクションコントロールが採用されて、現行型は深雪から脱出などのシーンで、若干不安がありましたが、今回の新機能追加によって悪路性能も大幅に向上しているのではないでしょうか。

新しいデバイスが採用されたナビゲーションディスプレイ画面
新しいデバイスが採用されたナビゲーションディスプレイ画面

 純正カーナビゲーションも、見えない部分で進化しているようです。スマートフォン連動機能が採用されたこともさることながら、アウトドア用GPSのように、ロシアのGPS「GLONASS」や日本の「みちびき」の電波にも対応。さらに高精度なマップマッチングとナビゲーションが可能になっているといいます。

 安全装備は現行型と同じ「デュアルカメラブレーキサポート」を採用していますが、標識認識機能が追加されており、メーター内の液晶部分に表示されるようです。

 見えない部分では、燃費、静粛性、快適性の点では、現行型から大きく進化しているといいます。たとえば、組み立ての際に使用する接着剤を最新タイプに変え、ボディ剛性などのすべてを見直したことで、その乗り心地やハンドリングは格段に改善されているようです。

 現行型は、アウトドアギアのような香りのするクルマとして市場を開拓。現在のSUVにおけるトレンドを牽引してきました。あまりにも大ヒットを記録したため、次期型の方向性が心配されていましたが、新型は基本コンセプトを見失うことなく、しっかりと熟成してきた感があります。

 一見すると大きな変化は見られませんが、走りや使い勝手が大きく変わるという「進化」は、ユーザーにとっては歓迎すべきことではないでしょうか。

 ちなみに発売日はまだ発表されていませんが、年内にも予約受注が始まると見られます。東京モーターショー2019に展示されているモデルはカスタムされていますが、実際に触れられる方の車両は市販車とほぼ同じようですので、チェックをしてみてください。

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Writer: 山崎友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。

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